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SNSでよく使用される『TL』という略語には、どのような意味があるのでしょうか?多くのSNSで使われていますが、名称が異なるケースもあります。SNS別の特徴や、略語の意味について解説します。TL以外に使われるSNS用語も確認しましょう。
「TL」とは
SNSを使用していると、『TL』というアルファベットを見かけることがあります。これは何を意味する言葉なのでしょうか?
■投稿が表示される画面のこと
主にSNSで使われる『TL』とは、『タイムライン(Time Line)』を略したものです。英語ではスケジュールを意味しますが、SNSでは『投稿が並んでいる画面』を指します。
ホーム画面やメイン画面に設定されている場合が多く、おすすめやフォロー中の他者の投稿を閲覧できるのが特徴です。SNSによっては、自分の投稿を指すケースもあります。
TLという表現を使うのは、主にSNSの投稿時です。TLで見つけた投稿を指すときに、『TLで流れてきた動画を見ました』のように使います。
不快な投稿や立て続けの連投を意味するのは、『TL汚し』『TL荒らし』といった表現です。『TLを追う』は、タイムラインに並んだ投稿を見る行為を表します。
SNS別のTLの特徴
SNSによって、TLの意味合いや画面は異なります。それぞれの仕組みを把握し、使い方を覚えておきましょう。よく知られているSNSのTLについて解説します。
■X(旧Twitter)
X(旧Twitter)では、ホームのTL画面に『おすすめ』『フォロー中』の投稿一覧が表示されます。
おすすめは、ユーザーの関心を引く投稿を一覧化したタブです。フォロー中には、フォローしているユーザーの投稿が並んでいます。
投稿を時系列の順に並べ替えたり、広告を非表示にしたりと、細かい設定にも対応しており、使い勝手のよいタイムラインといえるでしょう。
■LINE
LINEには以前『タイムライン』という画面が存在しましたが、現在は『LINE VOOM』に変更されています。
LINE VOOMは、おすすめのショート動画やフォロー中のアカウントによる発信内容が確認できる動画プラットフォームです。おすすめタブでは主に動画コンテンツが表示され、フォロー中のタブには現在フォローしているアカウントの一覧や投稿が並びます。
『友だち』のメッセージやグループでの会話が表示されるわけではないため、注意しましょう。
FacebookのTLは、プロフィール画面と一体化しています。プロフィール内のタイムラインでは、主に自分自身の投稿一覧が表示されるのが特徴です。
Facebookのプロフィールは、自分か『友達』のみが編集できます。自分のみが投稿・編集できるように変更も可能です。
公開設定も柔軟に変えられるため、自分だけが確認できるページとして自由に活用もできます。『友達』や『いいね!』を付けた投稿一覧が表示される画面は『ニュースフィード』と呼ばれ、他のSNSとは呼び方が異なります。
InstagramでTLと同じ役割を持つ画面は、フィードと呼ばれています。ホームボタンをタップすると、閲覧が可能です。
フォロー中のユーザーが発信した投稿や、おすすめ投稿が一覧で表示されています。Instagram独自のアルゴリズムによって、興味・関心のある投稿が表示される仕組みです。
基本的にはおすすめ順に表示されますが、Instagramのロゴをタップするとフォロー中やお気に入りのアカウントの投稿を時系列の順に並べることもできます。
TL以外のSNS用語
TL以外にも、SNSで見かける特徴的な用語は多数あります。投稿や閲覧時によく見かけるSNS用語の意味を覚えておきましょう。
■「リプライ」
『リプライ』は、他のユーザーの投稿に対する返信を指します。英語の『Reply(返信)』をそのまま訳したものです。リプライを略して『リプ』と呼ぶ人もいます。
X(旧Twitter)でリプライ機能を使うには、返信したいポストをタップしましょう。画面下部に吹き出しマークがあり、タップすると返信が可能です。投稿の中には、複数人が会話やリポストを繰り返しているものもあります。
関係しているユーザーが多い投稿をリプライする場合は、返信先を確認して無関係なユーザーは外すように心がけましょう。誤って多くの人に巻き込みリプライしてしまうと、困惑されるケースがあります。
■「ファボ」
『ファボ』または『ふぁぼ』は、『いいね』を指すネットスラング(インターネット上で使用される俗語)です。いいねを押す意味で『ファボる』のような使われ方もされます。
X(旧Twitter)では、『いいね』が『お気に入り』だった時代があります。英語版のお気に入り機能の名称は、『Favorite(フェイバリット)』でした。
Favoriteの前4文字をローマ字読みすると、ファボになります。お気に入りをファボと呼んでいた人たちが、機能の名称が『いいね』に変更された後も略称を使い続けて、SNS全体で定着したものです。
■「ハッシュタグ」
ハッシュタグはSNSの投稿を興味のある人に見てもらえるよう、テキストやSNS内のスタンプ機能などを使って付けるタグを指します。『#』を使うのが特徴です。
通常、投稿を検索するときには、文章の内容が検索に引っかかります。ハッシュタグを付けるとタグでの検索が可能になり、気になる投稿を簡単に一覧化できるのがメリットです。
タグを使うと、該当のタグに興味を持つ人が自然と集まり、幅広い人に投稿を見てもらえます。現在投稿されている人気のタグをチェックすれば、多くの人が注目している出来事やトレンドも判断できるでしょう。
構成/編集部