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声を出して心身をリラックスさせる!雑談力が上がる「声の筋トレ」のすすめ

2024.01.05PR

初対面の人や苦手な人といっしょにいる時、一瞬の沈黙が妙に長く感じられることはありませんか? 何か会話をしたいけど、何を話していいかわからない。せっかく話しかけてもらっても、うまい返しができなくてすぐに話が切れてしまった。そんな経験がある人は多いと思います。

そのたびに、「あ~、なんて自分はダメなんだ」と自分を責めてきませんでしたか。仕事でも、プライベートでも、世の中は雑談をする機会にあふれています。だから、「雑談が苦手だ」というマインドを持っていると、思いのほか、ストレスを感じることが多くなります。でも、そうした負の感情であなたの心を満たすのは、
今日でおしまいにしましょう。

ペラペラと饒舌にしゃべることだけが雑談ではありません。あなたは、あなたにできそうなことをやりつつ、ちょっとずつ雑談の技術を身につければよいのです。そんな雑談のテクニックがまとまった書籍雑談が上手い人が話す前にやっていることの中から一部を抜粋・編集し、雑談でたくさんモヤモヤを解消するヒントをまとめました。

【雑談が上手い人が話す前にやっていること】1人のときも「声」を出すと雑談力が上がる

ずっと家にいて、気づいたら誰とも話さず、声すら出さずに1日が終わっていた、という日はありませんか。

私も、学生時代に1人暮らしをはじめたころ、何日も声を出さないことがありました。大学がまだはじまっておらず、話す相手がいなかったのです。気づくと、3~4日の間、ひと言も話さずに過ごしていました。

ある日、お腹が空いたので、近所のおそば屋さんに入り、注文をしようとして驚きました。声が出ないのです。しばらく声帯をふるわさずにいたせいか、しばらく素っ頓狂な音が出て、やっと声になりました。

後年、アナウンサーの友だちにこの話をしたところ、

入院すると、足の筋肉があっという間に落ちるでしょ。あれと同じですよ。声も、使わないとすぐに出なくなる。脳も怠けるから、言葉がまとまらなくなる。鼻歌でもいいから、声を出しておいたほうがいいよ」

と言うのです。非常に説得力がありました。まさに「声の筋肉」が落ちてしまったようでした。

■声を出すことにはストレス解消効果も

普段、声を出すことが少ないと、とっさのときにもなかなか声が出なくなります。

また、1人のときでも声を出していると、自分の心の声を認識することもできます。

声に出す → 声に出した言葉を改めて脳が認識する

つまり、声に出すことが、自分の正直な心を知る機会にもなるのです。

一方で、声に出さないでいると、脳の中に漠然とある感情や思考が、解像度が上がらない状態のまま存在してしまいます。

声に出すことは、プラスの効果が大きいのです。

日ごろあまり声を出していないと感じたら、声の筋トレをはじめましょう。

難しいことではありません。積極的に声を出すというだけのことです。

長い時間、パソコンのモニターやスマホと向き合っている私たちは、声帯をふるわせて声を出す機会が少なくなっています。LINEなどで、会話を交わしているから、結構話しているように感じますが、声を出す機会は減っているはずです。

声を出すと、自然と腹式呼吸が行われます。これだけで自律神経が刺激されて副交感神経が働き出し、心身をリラックスさせるそうです。

● 朝起きたら、「うーん!」とわざと声を出して伸びをする
● ジョギングなどの運動をして、「ハッ!」と大きな声を出す
● 作業がひと段落したときに、「ふー」と言って息をつく

最初はこれくらいで十分。声を出しているうちに、どんどん出るようになります。

■「ありがとう」と言いながら掃除をする

声を出すことの効果を知ってから、私はこれをかなり意識してやっています。

たとえば、面倒くさいお風呂の掃除。これを黙々とやっていると、脳内は「めんどくさいなぁ」という思いで充満してしまいます。

そこで、「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と声に出しながら掃除をする。

すると、はかどるし、いつもお世話になっている湯船やシャワーに感謝の念が湧いてきます。

今夜から、すぐにでも実践できるおすすめの方法です。

鼻歌もよく歌っています。元気が出る歌の断片を歌っています。

このとき、ハミングではなく、歌詞を歌ったほうが効果的に感じます。脳が、言葉を出そうと働きだします。

今、私はパソコンでこの文章を書いています。書くときも私は、声を出しながら書いています。経験でいえば、眠くなることもなく、リズム感のある文章が書けます。声を出すことで、リラックスしながら書けます。

まずは1人でできることをやってみる。声を出す機会を極力増やす。

● 朝晩、本を2〜3行、朗読する
● 親や友人に、メールではなく電話をしてみる
● ペットやぬいぐるみに、声を出して話しかける

実際に声を出せるなら、なんでも構いません。声を出せば、口もよく開くようになる。呂律もしっかり回るようになるはずです。

〈ポイント〉
1人のときも「声の筋トレ」をする。声出しだけで心身がリラックスできる。

★ ★ ★

いかがでしたでしょうか? 

初対面でも、苦手な人でも、もう怖くない会話が得意じゃない人でも大丈夫! 本書を読めば苦手な雑談がたのしくなる秘けつを学べるはずです。

以下のような「雑談コンプレックス」を持つ方は是非、書店でチェックしてみてください。
●まずもって、何から話したらいいのかわからない人
●「これを話したらどう思われるだろう?」など、相手の気持ちを考え過ぎて話せない人
●「雑談が上手い人は、話が上手い人」(だから、自分は無理)と思っている人
●雑談で失敗した経験が忘れられず、「自分は話ベタ」と苦手意識を抱えている人
●本やYouTubeで話し方を勉強しているが、なかなかうまくいかない人
●社会人になってから、友人以外と雑談することに苦痛を感じている人
●リモートが増えて人との対話・雑談に苦手意識が増した人、もともと苦手な人
●親しくない人と話すとき、チャットはできても、顔を合わせての会話に自信がない人
●天気の話すらできない、対面だと「最初の一言」を話すのが怖い人
●「傾聴力が大事」と言われ過ぎて、つかれている人
●目的のない会話の仕方がわからなくて、苦手を感じている人

「雑談が上手い人が話す前にやっていること」
著/ひきたよしあき/アスコム

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ひきたよしあき
コミュニケーション コンサルタント。
スピーチライター。
大阪芸術大学芸術学部放送学科 客員教授。
早稲田大学法学部卒業。博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がける。
政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動し、幅広い業種・世代の価値観、世代間のギャップ、言葉遣いの違いなどを分析し、コミュニケーション能力が高まる方法を伝授する。
また、大阪芸術大学、明治大学、慶應MCCなどで教え、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」「一生ものの考える力が身につく」と学生や社会人から支持を集める。
教育WEB「Schoo」では毎回事前予約が約20,000人、朝日学生新聞社「みんなをつなぐ新聞WEB」では、毎回1,200人近い子どもと保護者が参加する人気。
著書に『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)、『大勢の中のあなたへ』(朝日学生新聞社)、『トイレでハッピーになる366の言葉』(主婦の友社)など。

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