フリック入力を使っている人は各サービスの利用率が高い
図3. スマホでの各種サービスの利用率(フリック入力の使用/不使用・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5652]
次に、スマホ利用者を対象に、フリック入力を使用しているか否かによって、スマホでの各種サービスの利用率に違いがあるかを調査した。
その結果、どの年代においても、フリック入力を使っている人は各サービスの利用率が平均よりも高く、フリック入力を使っていない人はサービスの利用率が低いことがわかった。
60~79歳においては、フリック入力を使っている人の各サービスの利用率が平均に対して顕著に高くなっており、SNSや地図・乗換・ナビ・電子決済は平均より20ポイント以上高かった。
15~24歳においては、フリック入力を使っていない人の各サービスの利用率の低さが目立ち、ネットショッピング等やSNS、地図・乗換・ナビは平均より10ポイント以上低いことがわかった。
25~39歳、40~59歳ではパソコンを利用する人のほうがフリック入力を利用
図4. フリック入力を利用している人の割合(パソコンの利用有無・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]
次に、スマホ利用者を対象に、日常的にパソコンを利用しているかどうかとフリック入力の利用率との関係を調査した。
年代別に比較した結果、25~39歳、40~59歳ではパソコンを利用する人のほうがフリック入力を使っている割合が高く、その差は25~39歳では8ポイント、40~59歳では6ポイントとなった。
15~24歳と60~79歳においては、パソコンを利用している人とそうでない人とで、フリック入力の利用率に大きな差がないことが判明した。
「2023年 スマホ利用者行動調査」調査概要
調査方法/Web
調査対象/全国・15~79歳男女
有効回答数/5652
サンプリング/QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期/2023年2月
関連情報
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/
構成/清水眞希