実家を離れて暮らす中でふと気になる親の安否。元気にしているか、しばらく顔を見せていないから寂しくしていないか――そう思うものの、実家へ足を運ぶのはなかなか億劫だったりする。
また、親の年齢を考えると、今後必要になってくる可能性のある「介護」について漠然とした不安を抱えている人も多いのではないだろうか?
タイガー魔法瓶はこのほど、60歳以上の親と離れて暮らしている30代以上の男女313人に「離れて暮らす親への不安や介護への意識」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
今後迎える可能性がある親の介護に、漠然とした不安を感じている人は76.1%
今後迎える可能性がある親の介護に漠然とした不安を感じているかという質問に、当てはまる・やや当てはまると答えた人は合計で76.1%と、多くの人が介護に対して漠然とした不安を抱えていることがわかった。
しかし、介護に備えてとても準備をしている・やや準備をしていると答えた人は12.8%と少数であり、また58.1%の人は親の介護について身近に相談できる人がいないとも回答した。
介護に対して不安はあるけど準備はできていない、それを相談することができない環境である人が多くいる現状が判明した。
離れて暮らす親と会う頻度、理想は「月に1回」が21.4%と最多
実際に会っている頻度と本当はどれくらい会いたいかという理想の頻度を聞いたところ、理想の頻度は「月に1回」が21.4%にも関わらず、実際に会っている頻度は「1年に1回以下」が最多と、大きなギャップがあることが判明した。
月に1回以上は会いたいと思っていても、実際には2、3か月に1回から1年に1回 と、離れて暮らしているとなかなか頻繁に会うことが難しいようだ。