【作り方】
早速作っていきましょう!
(1)ラタンリースを手でほどく
最初にラタンリースを手でほどいてバラバラにします。
※このときに木くずがかなり出るので、チラシやビニールシートなどを敷いた上で作業した方が良いです!
まず全体をまとめているくるくるの部分をほどき…
続いて円になっているラタンを1本1本手に取ってバラけさせていきます。できるだけ折れないように、絡まった毛糸をほどくような間隔で優しく解いていってみてください。
どうしても上手くできない場合は、水かぬるま湯につけると柔らかくなって扱いやすくなるということ。柔らかい方がこの後の巻きつける作業もやりやすいので、時間がかかりそうな場合は試してみてくださいね。
(2)ほどいたラタンで10cm程度の輪っかを作る
ラタンを全てほどいてバラバラにしたら、そのうちの1本を使って10cmくらいの小さい輪っかを作ります。
なんとなく輪っかになっていればきれいな円じゃなくてもOK。端の部分を円に巻きつけていけば紐などなくても留めることができます。
大きいツリーを作りたいときは大きめの輪っかにしましょう。その場合は(1)でほどくラタンリースの数も増やす必要があります。
(3)輪っかに竹串を数本指し、円錐系にして輪ゴムで止める
竹串は先端の尖った部分を予めカットしておくと安全です。
1方を輪っかに刺し込み、1方を頭のところで輪ゴムで束ねると、円錐形…つまりツリーの形になります。10cmサイズの輪っかなら竹串は5本くらいが目安です。
(4)竹串に沿ってラタンを巻いていく
支柱になっている竹串に沿って、残りのラタンを巻きつけていきます。
竹串の内→外→内→外…と交互になるように1本ずつ巻きつけることでしっかり “編む” ことができますが、全てこの方法でやるのはなかなか面倒なので初心者にはおすすめしません!
ラタン編みに慣れないうちは、(2)で10cmの輪っかを作った要領で輪っかを作り、竹串の上から重ねていく方法が良いと思います。
10cmの次は9cmくらい、その次は8cmくらい…と少しずつ小さくしていき、順番にかぶせていけば編んだような外見になります。
この方法だとどうしてもスキマができてしまうので、輪っかを上までかぶせた後にスキマを埋めるようにラタンを巻きつけてください。
編むのが難しい場合は、輪っかと輪っかのスキマに短いラタンを指していくだけでも大丈夫。多少不格好でもこの後のデコレーションで隠せるので問題ありません!
※竹串の脚のところが抜けてやりにくい場合は、グルーガンで止めてストッパーを作っておくとやりやすいですよ。
(5)オーナメントなどをグルーガンで接着する
ベースのラタンツリーが出来上がったら、オーナメントや木の実を使ってデコレーションしていきます。
今回、グリッターが付いたバラの造花はバラバラにして花びらだけ使用します。
グルーガンを扱う際は、先端が高温になるので火傷に注意してくださいね。
ラタンとラタンのスキマが大きく空いてしまった部分も、羽根や花びらなどをつけてしまえば気になりません。太めのリボンやファーなどもスキマ隠しには便利なのでおすすめ。
木の実風の造花も、実の部分だけカットしてバラして使いました。
くるくる向きを変えて全体のバランスを見ながらデコレーションしていきましょう。
今回途中でラタンが足りなくなってしまい、頭のてっぺん部分がハゲ状態で残ってしまったのでオーナメントでごまかしました(笑)。
<クリスマスツリーデコレーションのコツ>
過去にインテリアショップで働いていた筆者。何十本とクリスマスツリーを飾り付けた経験から培ったデコレーションのコツは…できるだけ「ジグザグ」につけることです!
オーナメントをつけるときは縦・横の直線上に似ている形状のものをつけないようにして、直線上から少しずらした場所につけていくことを意識するとランダムで可愛く見えます。
大人っぽくおしゃれに見せるならオーナメントカラーは同系色+グリッター色(ゴールドやシルバーなど)1色がおすすめ。
系統の違う色(赤×緑など)2色以上+グリッター色にするとポップやレトロな印象になり、グリッター色の割合が増えるほどゴージャスになります。多数の色を使う場合、全体的に彩度が高い色よりも、淡い色味の方が今風にまとまります。
反対に、昔ながらの原色のアイテムやサンタやスノーマンなどのレトロなモチーフなどを使えばエモカワイイ感じを演出できると思います。
ナチュラルなツリーを目指すなら無彩色やアースカラー(白、グレー、ベージュなど)の割合を多めにしましょう。その場合、グリッター色の代わりに赤や濃い緑などをポイントにするとより自然で素朴な雰囲気が出ます。
今回は北欧っぽいナチュラルさがありつつ可愛らしすぎない感じを出すため、白グレー系+アースカラー+シルバーにしました。
(6)LEDライトを中に仕込んだら完成
デコレーションが終わったら、ツリーのなかの空洞部分にLEDライトを仕込んだら完成です!
オーナメントはスキマがないくらいギチギチにつけても良いですが、このくらいのボリュームの方がLEDを付けたときにきれいに見えますよ。
迫力のある大きいツリーも良いですが、こんな風に小さめのツリーは靴箱の上や洗面台などちょっとした場所にも飾りやすいので重宝します。
ラタンを使った北欧風のナチュラルツリーなので、木製家具や木製雑貨、木の実のリースなどとも相性が良いですよ!