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大谷翔平に学ぶ最も時間をかけるべき仕事の見極め方

2024.01.05PR

日本人選手初のホームラン王獲得、WBC優勝、MVP受賞など先入観を覆し、不可能を可能にする大谷翔平選手の活躍はいつも我々に勇気を希望を与えてくれます。

私たちは、大谷選手が突然凄い才能を獲得したような錯覚を持ちます。しかし、事実はそうではありません。大谷選手はプロセスを徹底的に追求することの大切さを誰よりも理解しています。
「大きな夢は小さな目標の総量である」、つまり「結果」ではなく「プロセス」に意識を置いているのです。「小さな目標の実現」に果敢に取り組む。その小さな習慣こそが偉大な成果を上げる必須の要素ということだと思います。

昨日より今日、今日より明日。自分史上最高の自分にめぐり逢うための「ポジティブ思考」の神髄に迫る話題の書籍『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、自分を成長させる大谷選手の思考法を解説していきます。

【大谷翔平選手が教えてくれる仕事で成果を上げる秘訣】その日一番重要な作業にたっぷり時間をかけよう

時間は人間に与えられたもっとも大切な資源です。しかし、残念ながら、「お金」や「肩書」よりも大事なはずなのに、多くの人々が時間を無駄遣いしているのは、とても不思議な現象です。

大谷選手のような一流人たちの共通点は、「時間感覚」にとても敏感なこと。彼らはキャリアの中で時間を効率的に使うことを本能的に身につけています。あるとき、大谷選手はこう語っています。

「自分自身も、もう年を重ねてどんどん歳を取っていくので、野球人生も中盤に差しかかっていますし、なかなかここから先、多くの時間があるわけではないっていうのも理解しているので、本当に無駄にしないように悔いの残らないように、日々頑張りたいと思います」(『PROSPEX × Shohei Ohtani インタビュー2023』)

時間を効率的に使う秘訣は「朝一番に、その日やるべきことに優先順位をつけること」と、教えられてきたかもしれません。確かにこの原則は間違っていないのですが、「やりたくないけれど、重要な作業」と「あまり重要ではないけれど、やりたい作業」の優先順位を見誤らないことが肝要です。

残念ながら大部分の人々は、前者よりも後者を優先してしまっているのです。「容器に石を入れるとき、最初に一番大きな石を入れなさい」という格言があります。

その意味するところは、「小さな石から入れると、肝心の大きな石が入らない」ということです。その日最優先でやらねばならない最重要の作業は一瞬でわかります。それにたっぷり時間をかけて、最優先で必ずその日のうちに実行してください。

すべての人には次の3種類の作業が存在します。

1.今すぐやる作業
2.決められた期日までにやる作業
3.気が向いたらやる作業

この中で「3の作業を潔く葬り去って1の作業にたっぷり時間をかける」ことが重要です。このことについて大谷選手はこう語っています。

「やらなければいけないなっていう、単純にゴールから逆算していくと、無駄なな時間というものはなかなかないですし、自分が達成したいところに向かってなるべく多くの時間をそこに費やせられたら、行くスピードも速くなりますし、高さももちろん出ますし、なるべく多く時間をそこに割きたいなとはもちろん思ってます」(『PROSPEX × Shohei Ohtani インタビュー 2023』)

今すぐやるべき作業は確かに重要です。しかし、それより大切にしなければならないのは、締切りのないキャリアを通して続けなればならない作業です。

3の作業に時間をかける人は、それだけで一生が終わってしまいます。作業の優先度は「好き嫌い」ではなく「重要度」で決めるべきです。

アメリカの著名な企業コンサルタント、グレッグ・マキューン氏は、『エフォートレス思考』(かんき出版)を著して注目されました。彼はこの本の中で、最重要の作業を徹底的に簡素化して最大級に効率的に行い、最大成果を最小努力で実現することの大切さを説いたのです。

図表13 にそのモデルを示します。大きな球体を上り坂で押し上げるのが従来の「頑張る」という意識で行うパターンです。

一方、エフォートレス思考は、下り坂で球体を移動させるシステムです。頑張らなくても成果が上がるシステムのキーワードは「簡素化」と「最重要な作業に特化すること」につきるのです。

決められた期日までにやる作業を大部分の人々は、期限ぎりぎりまで先延ばしにします。そんな作業ほど暇を見つけて効率よくこなして「最重要な作業」にたっぷり時間をかけてください。

このやり方を実行すると、今まで先延ばしにしていた期限付きの作業も思いついたときに修正を加えることができ、期限までに完成度の高い作業に仕上がるのです。

★ ★ ★

いかがでしょうか?

大谷選手を超一流のアスリートへ飛躍させた思考法にはビジネスパーソンも学ぶことも多いと思います。ぜひ日々の小さな目標の実現を目指して一歩一歩、「できない」を「できる」に変える努力をしてもらえればと思います。

さらに詳しい解説は児玉光雄さんの著書、『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』をチェックしてみてください。

「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法
著/児玉光雄/アスコム

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児玉光雄
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、元鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。大学時代はテニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院で工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、米国五輪選手のデータ分析に従事。過去30年以上にわたり、臨床スポーツ心理学者として、ゴルフ、テニスを中心に数多くのアスリートのメンタルカウンセラーを務める。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして、これまで数多くの受験雑誌や大手学習術に右脳活性トレーニングを提供。この分野の関連書は100冊以上、累計発行部数は150万部を越える。主な著書はベストセラーになった『この一言が人生を変えるイチロー思考』(知的生きかた文庫)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『能力開発の専門家が作ったそうぞう力とさんすう力がみるみる育つこども脳トレドリル』『頭がよくなる!「両利き」のすすめ』(いずれもアスコム)など200冊以上。日本スポーツ心理学会会員、日本ゴルフ学会会員。
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