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なぜ、大谷翔平やイチローは試合後にチームメイトと食事に行かないのか?

2024.01.05PR

日本人選手初のホームラン王獲得、WBC優勝、MVP受賞など先入観を覆し、不可能を可能にする大谷翔平選手の活躍はいつも我々に勇気を希望を与えてくれます。

私たちは、大谷選手が突然凄い才能を獲得したような錯覚を持ちます。しかし、事実はそうではありません。大谷選手はプロセスを徹底的に追求することの大切さを誰よりも理解しています。
「大きな夢は小さな目標の総量である」、つまり「結果」ではなく「プロセス」に意識を置いているのです。「小さな目標の実現」に果敢に取り組む。その小さな習慣こそが偉大な成果を上げる必須の要素ということだと思います。

昨日より今日、今日より明日。自分史上最高の自分にめぐり逢うための「ポジティブ思考」の神髄に迫る話題の書籍『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、自分を成長させる大谷選手の思考法を解説していきます。

【大谷翔平選手の直感力が彼を偉大なメジャーリーガーに仕立てた】人と違う考え方と行動パターンをとろう

革新的なアイデアとめぐり逢うためには、いつもと違う行動を起こさなければなりません。周囲に同調した生活を送っていては、新しいアイデアにめぐり逢うことはできません。

大谷選手のような一流の人間は、人と違うことを考え、人と違う行動をするから、一握りの成功者の仲間入りができたのです。つまり、「群れない」という精神構造こそ、彼らの共通点なのです。このタイプの典型がイチローさんです。現役時代の彼はこう語っています。

「かつては試合が終わってからチームメイトとごはんを食べにいきたくありませんでした。一緒に食べにいくと、どうしても試合の話になっちゃって、切りかえができませんから」(『夢をつかむイチロー262 のメッセージ』ぴあ)

現役時代のイチローさん同様、大谷選手は、1日の中で「一人だけの時間」を確保することに執着します。

あるとき、大谷選手はイチローさんと、メジャーへの移籍やアメリカでの生活に慣れるまでの苦労について語り合う機会を持ちました。そのときのことを思い出しながら、大谷選手はイチローさんの存在についてこう語っています。

「もの心つくころからイチローさんは僕にとって、今の子供や大人にとっての僕のような存在でした。自分とは別の生き物。生ける伝説。日本のスーパースターだった。カリスマ性もある。でも、実際に会って食事をしてみると、普通の人っぽくて、ちょっと驚きました」(GQジャパンホームページ)

中でも、そのとき、イチローさんが語った以下の言葉が印象に残っているそうです。

「『自分自身であることを忘れないように。これまで自分らしくやってこれたんだから、変えてはいけない。ずっと自分自身でありつづけるんだ』ということを教えられました」(GQジャパンホームページ)

群れることで安心する旧来のサラリーマンタイプの人間は、これからの時代では頭角を現すことが難しいでしょう。敢えて群れから離れることにより見えてくるものがあるはずです。もう少し付け加えるなら、「人と同じことをする」だけでは満足せずに、人が気づかないレベルの高いことに着目すればいいのです。

孤独を嫌う人は、概して人の目を気にする人です。しかし、本人が考えているほど人は他人のことを気にしていません。みんな自分のことで精一杯なのです。

大谷選手はチームメイトに食事や飲みに誘われても、ほとんど応じることがありません。でも、それが原因で彼がチームの和を乱している、などと捉えられることはないわけです。あなたの時間は、あなただけのもの。自分だけの時間を作ることの大切さを、是非再認識してください。

★ ★ ★

いかがでしょうか?

大谷選手を超一流のアスリートへ飛躍させた思考法にはビジネスパーソンも学ぶことも多いと思います。ぜひ日々の小さな目標の実現を目指して一歩一歩、「できない」を「できる」に変える努力をしてもらえればと思います。

さらに詳しい解説は児玉光雄さんの著書、『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』をチェックしてみてください。

「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法
著/児玉光雄/アスコム

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児玉光雄
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、元鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。大学時代はテニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院で工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、米国五輪選手のデータ分析に従事。過去30年以上にわたり、臨床スポーツ心理学者として、ゴルフ、テニスを中心に数多くのアスリートのメンタルカウンセラーを務める。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして、これまで数多くの受験雑誌や大手学習術に右脳活性トレーニングを提供。この分野の関連書は100冊以上、累計発行部数は150万部を越える。主な著書はベストセラーになった『この一言が人生を変えるイチロー思考』(知的生きかた文庫)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『能力開発の専門家が作ったそうぞう力とさんすう力がみるみる育つこども脳トレドリル』『頭がよくなる!「両利き」のすすめ』(いずれもアスコム)など200冊以上。日本スポーツ心理学会会員、日本ゴルフ学会会員。
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