サラダの可能性を再発見し、新たな魅力を届けることをコンセプトに活動する「Re:SALAD PROJECT」は、近年のサウナブームで広まった「ととのう」をテーマにサラダの新たな魅力を発信している。
今回は、そんな「ととのう」をテーマに意識調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
約半数が「ととのう」を知っていると回答
サウナブームで広まった「ととのう」という言葉を知っているか聞いたところ(単一回答)、52.0%が「ととのう」という言葉を知っていると回答。近年のサウナブームにより認知が拡大していることがわかる。
■約半数が「ととのう」状態になってみたいと回答
「ととのう」とは心身ともに軽くなって気持ち良くなる状態として、サウナに限らず「ととのう」状態になってみたいか質問したところ(単一回答)、49.4%が「ととのいたい」と回答した。
ととのいたい理由は「リラックス」「リフレッシュ」「ストレス解消」
なぜ「ととのう」状態になりたいか聞いたところ(複数回答可)、「リラックスのため」「リフレッシュのため」「ストレス解消のため」などが上位を占める結果に。心とからだを癒すために「ととのいたい」と思っている人が多い結果となった。
■約9割がサウナ以外でも「ととのいたい」と感じている
サウナ以外で「ととのう」という状態を感じたいか質問したところ(単一回答)、「とても思う」「やや思う」を合わせると86.8%が「ととのいたい」と回答。世代別の回答結果を見ると、40代女性が最も多く(96.0%)、ついで30代女性(91.2%)という結果となった。
■サウナ以外で「ととのう」状態になるために
サウナ以外でも「ととのう」状態になるために、どのような方法をとりたいか聞いたところ(複数回答可)、「良質な睡眠」が最も多く、「自然に触れる」、「入浴」、「運動」、「栄養バランスの良い食事/規則正しい食事」と続いた。
「ととのいそう」な食事メニューは「サラダ」
「ととのう」状態になるにはどのような食事・料理がよいか質問したところ(複数回答可)、食事メニューでは「サラダ」が1位、食事ジャンルでは「和食」が1位という結果になった。
健康的なイメージの食事が上位を占め、サウナ後に食べるご飯、通称「サ飯」と呼ばれるボリュームのあるスタミナ系の料理や濃い味付けの料理とは裏腹な回答となっている。
調査結果まとめ〜日本サウナ学会代表理事 加藤容崇氏
昨今のサウナブームにより、サウナ施設やサウナーと呼ばれるサウナ愛好家は急増し、「ととのう」という言葉は一般用語になりつつあります。
サウナやサウナ以外での「ととのう」を絡めたイベントも増えており、今後も「ととのう」ブームはますます高まると予想されます。
調査の結果では、「ととのう」が広く一般に認知されていることで、サウナ以外でも「ととのう」を経験したいと感じている人が多いことが印象的でした。
また、ととのいそうなメニュー1位に「サラダ」が選ばれていましたが、“ととのう”状態では味覚を含む感覚が敏感になることがサウナ愛好家の間では知られており、旬の食材の風味や色彩などがより豊かに感じられ、カロリーに頼らなくても満足感が得られるので、私自身もサウナの後に好んでサラダを食べることが多いです。
一度「ととのう」ためにサラダを摂取してみるのもいいかもしれません。
加藤容崇氏
慶應義塾大学医学部特任助教、日本サウナ学会代表理事
ハーバード大学医学部附属病院腫瘍センターにて膵臓癌研究に従事。帰国後、慶應義塾大学医学部腫瘍センターや北斗病院など複数の病院に勤務。サウナをはじめとする世界中の健康習慣を最新の科学で解析することを第二の専門としている。
調査概要
調査主体/Re:SALAD PROJECT
調査名 /「ととのうに関する意識調査」
実施時期/2023年9月14日~2023年9月19日
調査方法/インターネット調査
調査対象/ととのうに関する認知・願望調査: 20~59歳の男女3,421人(男性:1770人、女性:1651人)
ととのうに関する意識調査/20~59歳の男女1000人(男性:500人、女性:500人)
調査委託先/ネオマーケティング
関連情報
https://resalad.jp/
構成/清水眞希