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ソニーがグローバルシャッター方式を採用したフルサイズイメージセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ「α9 III」を発売

2023.11.13

ソニーは、ミラーレス一眼カメラの新製品として「α9 III」を2024年1月26日に発売すると発表した。価格はオープン。市場推定価格は880,000円前後。

歪みのない映像とブラックアウトフリーで120コマ/秒の高速連続撮影を実現

「α9 III」の最大の特徴は、世界で初めて(※)グローバルシャッター方式フルサイズイメージセンサーを搭載したところ。全画素を同時に露光・読み出しを行なうグローバルシャッター方式により、高速で動く被写体を撮影する時でも歪みのない映像表現が可能だという。

そのほかにも、新次元のスピード性能を生かす最先端のAFシステムや、即納をサポートする高速ワークフローと高い拡張性を装備。プロの撮影を快適にサポートする操作性と信頼性も実現している。

<主な特徴>

■グローバルシャッター方式で生まれる新次元の静止画性能

従来のローリングシャッター方式は、画像の撮像面上部の画素から順に読み出す方式。一方、グローバルシャッター方式は、全画素を同時に露光・読み出すため、高速で動く被写体でも動体の歪みが無く見たままの撮影が可能だ。

また、画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)との組み合わせにより、ブラックアウトフリーで最高120コマ/秒のスピードでの高速連写を実現。さらに、高密度な像面位相差AFやAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で高精度に被写体を認識するほか、8.0の光学式5軸ボディ内手ブレ補正も備え、高品位な画像描写が可能だ。

シャッタースピードに関しては、従来メカシャッター方式がもつ制約から解放され、シャッタースピード最速1/80000※を実現し、高速で動く動体でも止まっているかの様に一瞬を捉えた表現が可能。しかも、対応するソニー製フラッシュを装着した際は、シャッタースピード1/80000秒までの全速でフラッシュを同調して撮影することが可能だ。

このほかにも、シャッターを押す前の瞬間を最大1秒前まで遡って記録できる「プリ撮影機能」、撮影中の連写速度変更や、連写した複数枚画像を高品位に合成する「コンポジットRAW撮影」などプロの撮影を支える各種機能を搭載する。

↑「フラッシュ同調機能」を用いた作例

■歪みのない進化した動画性能

グローバルシャッター方式のイメージセンサーにより、静止画同様、動画においても歪みのない映像表現を実現する。例えば、車など高速で移動する乗り物から近くにある景色を撮影する時や高速に動く被写体などを撮影する時でも、歪みを気にすることなく撮影できる。

また、α(Alpha)シリーズとして初めて4K 120pの高解像ハイフレームレートの映像でもクロップなしでの動画記録に対応し、意図した通りの画角で撮影できるうえ、6Kオーバーサンプリングによる高解像4K動画の撮影が可能だ。

さらに、映像制作用デジタルシネマカメラ「VENICE」の開発を通じて培った画作り「S-Cinetone(エスシネトーン)」により、人の肌や被写体を美しく際立たせ、自然なハイライトを実現する。

このほか、S-Log3を搭載し、Log撮影モード時はユーザーがインポートした好みのLUTを反映して表示できるなど、最新の動画性能を装備。映像クリエイター向けモバイルアプリ 「Monitor & Control」にも対応する。

↑縦位置グリップ「VG-C5」着用時

■プロに応える操作性・信頼性

プロの撮影を快適にサポートする操作性と信頼性も実現しており、グリップの形状は、人間工学に基づいた設計で、望遠レンズ装着時や長時間の使用時でも撮影者の負担にならないよう、手のひらで包み込むように握りやすいグリップを備えている。

また、横位置撮影時と同様の操作性とホールド性を実現する縦位置グリップ「VG-C5(別売り)」を装着することで、長時間の撮影を快適にサポート。グリップとシャッターボタンまわりは、本体と共通のデザインを取り入れることで、カメラと共通の操作性で違和感無く撮影が可能だ。

さらに、タッチ操作ができる4軸マルチアングル液晶モニターを搭載し、最新のタッチメニューによる直感的な操作が可能なうえ、電子ビューファインダーには、XGA OLEDを採用し、「α7R V」と同等の輝度、倍率約0.90倍と高い視認性を実現する。

このほか、カメラ前面にカスタムボタンを配置し、グリップを握った指で連写速度ブーストを割り当てたカスタムボタンを操作することで連写速度を変更できるようになるなど、即時性の高い操作が可能だ。

■即納を支える高速ワークフローと拡張性

高速連写による膨大な画像の選択を効率よく行なえるよう、再生時にもファンクションメニューが使用可能になった。また、事前に「再生ファンクションメニュー」を割り当てておけば、画像再生中にプロテクトやスマホ転送、FTP転送などを行なえるほか、再生フィルターで絞り込んだ画像を選択し、ファンクションメニューから転送ができるので、特定の画像を素早く納品することが可能だ。

加えて、カメラ背面に音声メモ専用のマイクを搭載し、騒がしい環境下でも口元の場所に位置する内蔵マイクにより、クリアに音声を収音することができ、収音した音声データは、画像と共にFTP転送可能。各国の報道機関が参加する国際的な協議機関であるIPTC(International Press Telecommunications Council国際新聞電気通信評議会)のプリセットも20個まで設定できる。

このほか、画像納品ワークフローを高速化するプロ向けモバイルアプリケーション「Transfer &Tagging」や、有線LANを使ったPCリモート撮影を行なうアプリケーション「Remote Camera Tool」に対応し、リモートでのカメラ操作と撮影設定の変更が可能なソフトウェアの開発キット「Camera Remote SDK」の新バージョンにも、2024年春に対応する予定。

さらには、FTPの操作性やリレー再生、C2PAフォーマット対応などの機能拡張を、カメラソフトウェアアップデートで対応予定だ。

※レンズ交換式デジタルカメラとして。2023年11月発表時点。ソニー調べ。

製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-9M3/

構成/立原尚子

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