Razerは、「Razer DeathAdder V3 Pro」などワイヤレスゲーミングマウス計5製品が、新たに8000Hzのワポーリングレートに対応したことを発表した。
対象製品は「Razer DeathAdder V3 Pro」「Razer Viper V2 Pro」「Razer Viper V3 HyperSpeed」「Razer Cobra Pro」「Razer Basilisk V3 Pro」で、対応ワイヤレスドングルは「Razer HyperPolling Wireless Dongle」または「Razer Mouse Dock Pro」。Razerデバイス専用アプリ「Razer Synapse」にて11月7日より順次アップデートを提供開始し、11月11日までにはすべての製品で8,000Hzのワイヤレスポーリングレートが利用できるようになった。
1000Hzポーリングレートに比べて入力遅延が1msから0.125msに削減
Razerは、2021年に有線ゲーミングマウス「Razer Viper 8KHz」にて8000Hz HyperPollingテクノロジーを導入し、2023年4月にはワイヤレスゲーミングマウス「Razer Viper Mini Signature Edition」に8000Hz HyperPolling Wirelessアップデートを実装。そして今回、対象機種を拡大し、より多くのゲーミングマウスで8000Hzのワイヤレスポーリングレートが利用可能となった。
8000Hz HyperPollingでは、1秒間に最大8倍のデータレポートを送信し、1000Hzポーリングレートに比べてレポートの遅延を大幅に短縮。これにより、カーソル位置の情報がより滑らかで最新の状態で更新され、入力遅延を1msから0.125msに削減している。
なお、同技術は、ハードウェアの改善、アンテナの調整、詳細なファームウェアテストといった複数の取り組みにより実現。最速のクリックレイテンシーだけでなく、クリック間のバリエーションを最小限に抑え、ほかのゲーミングテクノロジーと比較しても優れた性能を提供するとのことだ。
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構成/立原尚子