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全国で行なわれる祭の廃材をアップサイクル!ものづくりを通した地域共創・SDGs企画「日本の祭×Creema アップサイクルプロジェクト」とは?

2023.11.14

日用品からアート作品まで多種多様な作品が勢ぞろい

24作品は時計やスマホケース、アクセサリー、バッグ、ランプなど多種多様。その中から一部を紹介する。

NEBUNEKOのAKARI

青森県のねぶた祭の和紙と、高知県の土佐和紙を使った猫型ランプシェード。

「クリエイターのGOROGORO KOYONAKUさんは、ねぶたの和紙を受け取った時に感じた祭の熱さ、力強さというものを作品に落とし込んだと話しています。ねぶたの和紙を箱のように組み合わせてねぶた祭の熱気を感じていただけるような作品です。

私もこの作品を見た時、ねぶたの熱気というか、バイブスというか、勢いみたいなものがねぶたの和紙からとても伝わってきました」(丸林氏)

スマートフォンケース ねぶたの息吹

ねぶたの和紙を日本の伝統技法「金継ぎ」を連想させるデザインで繋ぎ合わせ、レジンでコーティングしたスマートフォンケース。

クリエイターのastin muhlerさんは、ドライフルーツや花、ビーズなどを用いてオリジナルのスマートフォンケースを制作している作家で、今回はねぶた和紙の色合いが制作中に変化する特徴があり苦労したとのこと。ねぶた師の筆跡やグラデーションなどが間近に感じられる形に仕上がっている。スマートフォン機種に合わせたオーダーメイドが可能。

ねぶた和紙と豆乳パックのバケツバッグ

豆乳パックと緩衝剤のプチプチを使ったアップサイクルバッグ。クリエイターのミルクぱく子さんは牛乳や豆乳のパックや、緩衝材を熱で加工したものを、バッグや財布、ポーチなどにアップサイクルした作品を作っている。今回の作品はシンプルなデザインにねぶたの和紙の彩りが映える作品に。

「丈夫とのことですので長く使えそうですし、バッグの中に明かりを入れると光が透過してねぶたを楽しめる、インテリアの要素もある面白い作品ですね」(西市長)

はなもっこ 置時計

腕時計制作工房・シーブレーンさんの作品。漆器の産地として長い歴史を持つ石川県加賀山中の「ろくろ引き」の技法で作られた、ケヤキの温かみのある時計。文字盤に貼られた青森ねぶたの和紙が美しく、シンプルでありながらも、天然素材や伝統の魅力を楽しめるオブジェのような置時計。

ぽち袋 ねぶたの「わんつか」どこへ行く?

クスッと笑えるものづくりten & senさんが制作。「わんつか」とは青森の方言で、ちょっと・ほんの少しという意味。ねぶた和紙の「わんつか」を乗せた気球モチーフのぽち袋。

nebuta -祭ー

切り絵とちぎり絵を制作している紙のおくりものさんの作品。ねぶたの和紙を使って、ちぎり絵としてねぶたの世界観を再現している。作者の想いが込められたオリジナルのデザインで、「ねぶた祭の歴史から調べて学び、学んだ知識を元に白紙の状態からデザインを構成しました。祭の迫力や魅力を再現し、新たな視点から表現することを目指して描きました」と作者は話す。

【AJの読み】ねぶたを「わんつか」して新たなアートが生まれる

ねぶたと言うと勇壮な迫力ある絵柄が特色だが、ちぎり絵のようにねぶたの和紙を細かく分割すると色のバリエーションや美しさはもちろん、可愛らしささえ感じるデザインになるのかと驚き、新鮮さを感じた。

実用品からアクセサリー、アート作品まで幅広い作品が揃っっており、提供される和紙をもとに制作するため、基本的にまったく同じものはない1点もの。

「祭が終わると、こんなにも多くの廃棄物が出るということを知っている方は少ないと思います。捨てられてしまう和紙をクローズアップさせて表現する作品を通じて、廃材をなくそうというより、廃材もアートであるということに着目してもらいたいと思います。

現実的なオペレーション等の問題を考えると私たちだけできることではありませんが、できれば廃材はすべてなくしたいという前提でアクションしています。このような取り組みに光が当たると、祭に限らずいろいろなことが変わっていくのではないかという思いで取り組んでいます」(丸林氏)

文/阿部純子

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