ソニーが高音質・低遅延で有線マイクをワイヤレス化できるプラグオントランスミッター「DWT-P30/B」を発売

ソニーマーケティングは、デジタルワイヤレスマイクロホンシステム「DWXシリーズ」から、プラグオントランスミッター「DWT-P30/B」を11月28日に発売する。価格は407,000円。

＋48Vの電源供給に対応

「DWT-P30/B」は、有線マイクのXLRコネクターに接続することで、高音質なワイヤレス伝送を可能にするプラグオントランスミッター。使用状況に応じて5つのオーディオコーデックモードを切り換えることが可能で、「CODEC MODE2」においては、最小1.2 msecの低遅延も実現。伝送においては、AES 256 bit暗号化伝送による強固な秘匿性を持たせた伝送が可能だ。

また、＋48Vの電源供給機能も有し、コンデンサーマイクなどでの使用も可能。例えば、ショットガンマイクに本機を接続することで、従来、有線運用、またはボディパック送信機と別途外部電源が必要だった運用を、本機とショットガンマイクだけでワイヤレス伝送が可能となり、軽量化、ケーブルレス、電池の一元管理を実現する。

さらに、単3形アルカリ乾電池、リチウム乾電池、ニッケル水素電池など、さまざまなバッテリータイプに対応するほか、USB端子からの外部からの電源供給にも対応。アルカリ乾電池では約6時間の長時間運用が可能だ（+48V電源設定OFF時）。

加えて、ライン／マイク入力にも対応し、マイク入力時には3dBステップの最大48dBのオーディオアッテネーターを装備。アッテネーターの設定はレシーバーからのリモート制御が可能だ。

このほか、375kHz間隔のチャンネルプランにより、多チャンネルの同時運用も可能。「CODEC MODE5」に設定することで、250kHz間隔でのチャンネル配置となり、アナログワイヤレスとの混在運用や15チャンネル同時運用（RF Power:1mW設定時）も実現できる。

本体サイズは44×113.5×44mm（音声入力端子含む）。重量は約245g（乾電池含む、マイク含まず）。電池ケース（予備）×1、ソフトケース×1、ご使用になる前に×1、ワランティブックレット×1、ネームラベル×1、帯域識別ラベル×1を付属する。

製品情報
https://www.sony.jp/pro-audio/products/DWT-P30_B/

構成／立原尚子