20代エンジニアは他の年代と比べると「働き方」を重視する傾向
■20代、30代エンジニアの半数以上が「現在、転職を考えている」
「Q6.今転職を考えていますか?」(n=300)と質問したところ、20代、30代では「積極的に転職したい」と「いい会社があれば転職をしたい」の合計が半数以上という結果となった。
■次の転職先を選ぶ上で重視するところは年代によって分かれる
Q6.で「積極的に転職したい」と「いい会社があれば転職をしたい」と回答した人に「Q7.次の転職先を選ぶ上で重視することは何ですか?(複数回答可)」(n=179)と質問。年代ごとに重視するポイントが違う結果が得られた。
特に、20代エンジニアは、他の年代と比べると「働き方(残業・リモート・副業可など)」を重視していることがわかる。
■希望する面接官はどの年代も「現場スタッフ(開発メンバー)」が最多
「Q8.希望する面接官はいますか?」n=300)と質問したところ、どの年代も「現場スタッフ(開発メンバー)」と回答した方が最多となり、次に「現場責任者」という回答になった。
この結果から、面接において自分と近い立場のエンジニアから、直接リアルな実態を確認したいという思いが伝わってくる。
■次に転職するときの方法は「転職サイト」の利用が20代、30代で半数以上
「Q9次に転職するときはどの方法を選びますか?」(n=300)と質問したところ、どの年代も「転職サイト」を利用する人が多く、20代、30代では約半数、またはそれ以上が「転職サイト」と回答した。
■ITエンジニアの情報収集は「ITニュースサイト」
「Q10どこから技術的な情報収集を行なっていますか?(複数回答)」(n=300)と質問したところ、どの年代も「ITニュースサイト」が最多という結果になった。
調査結果まとめ
年代を問わずエンジニアとしてのやりがいを感じる時は「システムが完成したこと」が上位となった。
また、転職のきっかけにもなる現在の業務内容に対する不満については、「労働時間が長い」こと。
また多くのITエンジニアが転職に前向きな姿勢を持っていることがわかった。キャリアの成長や新たな技術の習得、挑戦の機会など、転職によって自己成長を期待する声が多くあり、給与や福利厚生、働き方の柔軟性などが、転職の動機として挙がっていた。
このような状況を踏まえ、企業の採用担当者はエンジニアの仕事へのやりがい、働き方や採用ステップの確認を含めて、現場スタッフと交流する機会を設けることが重要だと考えられる。
調査概要
調査概要/20〜50代のITエンジニア300名に転職意識に関するアンケート調査
調査方法/インターネット調査
調査期間/2023年9月1日〜同年9月30日
有効回答/20代100名、300代100名、40〜50代100名のITエンジニア(計300名)
関連情報
https://moovy.jp/
構成/清水眞希