安定した通信品質と充実したサポートが魅力の「MNO」。MNOとは「Mobile Network Operator」の略で、ドコモやauなどモバイル用の回線網を所有している事業者が、自社ブランドで通信サービスを提供している会社のことを指す。
最近では「ahamo」「povo」など料金の安いオンライン専用プランが次々と登場し注目を集めている。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、予備調査では18歳~69歳の男女40,000人、本調査ではMNO利用者2,700人※を対象に2023年9月22日~9月27日の期間で「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」を実施した。
※本リリースでは、アンケート調査により回収されたサンプルを人口構成比に合わせるために、予備調査のみウエイトバック集計している。
メインで利用している通信契約、MNOは90.2%、MNOのオンライン専用プランは9.1%
18歳~69歳の男女40,000人のうち、通信契約しているスマートフォンを所有している36,331人を対象に、メインで利用しているスマートフォンの通信サービスを聞いたところ、「docomo(28.9%)」「ahamo(5.8%)」「au(16.3%)」「povo(2.2%)」「UQ mobile(7.9%)」「SoftBank(10.7%)」「LINEMO(1.2%)」「Y!mobile(10.0%)」「Rakuten最強プラン(7.4%)」と従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は90.2%であった。
「ahamo」「povo」「LINEMO」を合わせたオンライン専用プランの割合は9.1%、「Y!mobile」「UQ mobile」を合わせたキャリアサブブランドの割合は17.9%という結果に。
2023年2月の調査と比べると、オンライン専用プランは1.1ポイント、キャリアサブブランドは1.9ポイント増加。「MVNO」を契約している割合は9.8%となった。
続いて、通信契約しているスマートフォンをサブ利用している4,090人を対象にサブ利用の通信サービスを聞いたところ、「docomo(24.4%)」「ahamo(6.3%)」「au(12.9%)」「povo(5.9%)」「UQ mobile(5.1%)」「SoftBank(9.4%)」「LINEMO(2.0%)」「Y!mobile(7.0%)」「Rakuten最強プラン(11.3%)」と従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は84.4%。
「ahamo」「povo」「LINEMO」を合わせたオンライン専用プランの割合は14.2%、「Y!mobile」「UQ mobile」を合わせたキャリアサブブランドの割合は12.1%。「MVNO」を契約している割合は15.6%であった。
MNOのメイン利用率推移、キャリアサブブランドが引き続き増加し、オンライン専用プランは横ばいに。docomoとauの新プランの認知度は?
メイン利用しているスマートフォンでMNOを利用している32,787人を母数とし、MNO各サービス割合を求め2023年2月(n=33,012)と比較すると、最も割合が増えたのは「UQ mobile」で0.9ポイント、次に「ahamo」と「Y!mobile」が0.5ポイントとなった。
通信契約しているスマートフォンを所有している36,331人を対象に、docomoとauの新プラン、irumo、eximo、auマネ活プランについて全体とdocomoまたはau別に聞いた。
irumoの「すでに利用している」割合は、全体(n=36,331)が1.8%、docomo(n=10,495)が6.1%となり、「すでに利用している」~「聞いたことはあるがサービス内容は知らない」を合わせた認知の割合は、全体(n=36,331)が37.6%、docomo(n=10,495)が56.0%という結果に。
eximoの「すでに利用している」割合は、全体(n=36,331)が1.0%、docomo(n=10,495)が3.2%となり、「すでに利用している」~「聞いたことはあるがサービス内容は知らない」を合わせた認知の割合は、全体(n=36,331)が32.3%、docomo(n=10,495)が50.8%であった。
auマネ活プランの「すでに利用している」割合は、全体(n=36,331)が0.3%、au(n=5,907)が1.9%となり、「すでに利用している」~「聞いたことはあるがサービス内容は知らない」を合わせた認知の割合は、全体(n=36,331)が33.6%、au(n=5,907)が45.2%。