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小さな目標や習慣が大きな夢の実現につながる!大谷翔平選手に学ぶ夢をかなえる目標設定理論

2023.11.12PR

日本人選手初のホームラン王獲得、WBC優勝、MVP受賞など先入観を覆し、不可能を可能にする大谷翔平選手の活躍はいつも我々に勇気を希望を与えてくれます。

私たちは、大谷選手が突然凄い才能を獲得したような錯覚を持ちます。しかし、事実はそうではありません。大谷選手はプロセスを徹底的に追求することの大切さを誰よりも理解しています。
「大きな夢は小さな目標の総量である」、つまり「結果」ではなく「プロセス」に意識を置いているのです。「小さな目標の実現」に果敢に取り組む。その小さな習慣こそが偉大な成果を上げる必須の要素ということだと思います。

昨日より今日、今日より明日。自分史上最高の自分にめぐり逢うための「ポジティブ思考」の神髄に迫る話題の書籍『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、自分を成長させる大谷選手の思考法を解説していきます。

【大谷翔平選手に学ぶ夢をかなえる目標設定理論】小さな目標や習慣が大きな夢を実現させてくれる

多くの自己啓発書に示されている「壮大な夢を描こう!」とか、「大きな目標設定をしよう!」といった魅力的な言葉。確かに、壮大な夢や大きな目標設定を描いているときに、私たちは幸福感を覚えます。しかし、達成不可能な夢をいくら描いても、本気でそこへ向かうモチベーションは生まれてきません。

「1日単位で完全燃焼!」の覚悟を持って、自分の目の前にある「小さな行動の完遂」や、「小さな目標の実現」に果敢に取り組みましょう。小さな習慣こそが、偉大な成果を上げる必須の要素なのです。

私たちは、大谷選手が突然凄い才能を獲得したような錯覚を持ちます。しかし、事実はそうではありません。彼は小さい頃から日々小さな目標をコツコツとクリアしていくことで、凄い才能を手に入れたのです。近道はありません。このことについて、大谷選手はこう語っています。

「僕は今でも野球が好きですし、練習するのが好きです。その日の練習で小さい目標を立て|例えばピッチングで何マイル以上出すとか|それを毎日更新していくことで試合のパフォーマンスも上がっていくと思っています」(www.salesforce.com)

キーワードは、「日々小さな目標をコツコツと積み上げること」です。私は過去30年かけて、250冊以上の著書を世に出すことができました。すべて自らの手でパソコンに打ち込んだ原稿が形になったものです。ライターさんに手伝っていただいた口述筆記は一冊もありません。

よほどのことがない限り、私は午前5時に起床して、軽い朝食をとった後、午前6時から12時までの6時間を執筆に充てています。もちろん、ひたすら執筆だけをし続けているわけではありません。

ストレッチ、コーヒーブレイク、スマホやパソコンでの雑用といった執筆と関係のない他の作業も行いながら、私に与えられた午前中の時間を目一杯活用して、パソコンとニラメッコしながら原稿を書く作業を黙々と行ってきました。

典型的な理系人間である私にとって、「好きでも、得意でもない執筆作業」を、「やらなければ苦痛に感じる作業」に変えてくれたのは、紛れもなく「小さな習慣」という強力なパワーだったのです。

習慣化したかったら、少なくとも最初の2〜3週間は、その作業を休みなく持続させること。

英国ロンドン大学の心理学者フィリッパ・ラリー博士は、ランチのときに果物も一緒に食べるとか、朝起きたら1杯の水を飲む、といった新しい習慣を定着させる実験を行いました。その結果95%の確率でその行動ができるようになりました。ただし習慣化されるまでには、18日から254日という幅があったそうです。

早い人は、2週間で習慣が定着するのですが、ラリー博士が調べたところ、そういう人の共通点は、新しい習慣が形成されるまでは、一貫して休みなくやっていたという事実です。

それでは新しい習慣を定着させるには、具体的にどのようにすればいいでしょう。これは当たり前のことですが、実行が簡単である行動ほど、習慣化する可能性が高まります。

行動デザインの研究の世界的権威であるB・J・フォッグ博士が作成した行動モデルを図表5-1に示します。横軸は能力であり、縦軸はモチベーションです。図の右側に行けば行くほど行動は実行しやすくなり、図の上に移行すればするほどモチベーションが高くなければ実行できないのです。

行動曲線の上側が行動可能な領域であり、行動曲線の下側が行動が困難な領域です。図表5-1のように、行動は繰り返せば繰り返すほど習慣化して、(1)→(2)→(3)のように右側に移行していき実行しやすくなるのです。たとえば腕立て伏せを例に取って考えてみましょう。

壁腕立て伏せ2回から始めると、習慣は簡単に身につくのです(図表5-2)。一方、最初から腕立て伏せ20回から始めると、この行動は実行しにくいために習慣として定着する可能性は低くなるのです。

もちろん、その行動が「好きで得意」なら、行動曲線が下のほうに移行することは言うまでもありません。つまり実行しにくい行動でもモチベーションがそれほど高くないときでも習慣に定着しやすいのです。ベストセラー「バカの壁」の作者で解剖学者である養老孟司さんはこう語っています。

「自分が好きなこと、それしかやらない。そう決めるのは自分である。そう決めてちっとも差し支えない。(中略)本当に好きなら苦労をいとわない。苦労が苦労ではないからである。苦労したくないなら、結局それほど『好きではない』のである」 (日本経済新聞)

大谷選手にとっても、おそらくバットを振る作業や、キャッチャーのグラブにボールを投げ込む作業は、その作業だけを捉えたら面白くない作業のはずです。それを「好き」で「得意な」作業に変えてくれたのは、紛れもなく習慣化の持つパワーを活用したからなのです。習慣化こそ、私たちの夢を実現する最強の要素となり得るのです。

★ ★ ★

いかがでしょうか?

大谷選手を超一流のアスリートへ飛躍させた思考法にはビジネスパーソンも学ぶことも多いと思います。ぜひ日々の小さな目標の実現を目指して一歩一歩、「できない」を「できる」に変える努力をしてもらえればと思います。

さらに詳しい解説は児玉光雄さんの著書、『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』をチェックしてみてください。

「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法
著/児玉光雄/アスコム

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児玉光雄
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、元鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。大学時代はテニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院で工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、米国五輪選手のデータ分析に従事。過去30年以上にわたり、臨床スポーツ心理学者として、ゴルフ、テニスを中心に数多くのアスリートのメンタルカウンセラーを務める。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして、これまで数多くの受験雑誌や大手学習術に右脳活性トレーニングを提供。この分野の関連書は100冊以上、累計発行部数は150万部を越える。主な著書はベストセラーになった『この一言が人生を変えるイチロー思考』(知的生きかた文庫)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『能力開発の専門家が作ったそうぞう力とさんすう力がみるみる育つこども脳トレドリル』『頭がよくなる!「両利き」のすすめ』(いずれもアスコム)など200冊以上。日本スポーツ心理学会会員、日本ゴルフ学会会員。
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