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大谷翔平に学ぶ〝自分史上最高の自分〟にめぐり逢うための目標設定

2023.12.16PR

日本人選手初のホームラン王獲得、WBC優勝、MVP受賞など先入観を覆し、不可能を可能にする大谷翔平選手の活躍はいつも我々に勇気を希望を与えてくれます。

私たちは、大谷選手が突然凄い才能を獲得したような錯覚を持ちます。しかし、事実はそうではありません。大谷選手はプロセスを徹底的に追求することの大切さを誰よりも理解しています。
「大きな夢は小さな目標の総量である」、つまり「結果」ではなく「プロセス」に意識を置いているのです。「小さな目標の実現」に果敢に取り組む。その小さな習慣こそが偉大な成果を上げる必須の要素ということだと思います。

昨日より今日、今日より明日。自分史上最高の自分にめぐり逢うための「ポジティブ思考」の神髄に迫る話題の書籍『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、自分を成長させる大谷選手の思考法を解説していきます。

【大谷翔平選手に学ぶ夢をかなえる目標設定理論】自分史上最高の自分にめぐり逢おう

ここで、大谷選手の直近2年間(2021年シーズンと2022年シーズン)の成績を比較してみましょう。2021年シーズンは、打者として155試合に出場して、打率2割5分7厘、46ホームラン。投手として23試合に登板して、9勝2敗、防御率3・18、156奪三振。2022年シーズンは、打者として157試合に出場して、打率2割7分3厘、34ホームラン。投手として28試合に登板して、15勝9敗、防御率2・33、219奪三振。

2シーズンを比較すると、2022年シーズンは、ホームランは前年より減りましたが、明らかに打率が上がっているので、ほぼ互角の成績であると言えます。

一方、投手としては、2022年シーズンは明らかに前年より勝ち数、防御率、奪三振すべてで優れています。つまり、2022年シーズンは大谷選手にとってメジャー最高のシーズンだったことは間違いありません。

2021年シーズンが終わった後の記者インタビューで栗山さんは、大谷選手についてこう語っています。

「本当に、大谷翔平は2人いるんだ。メジャーのエースと言われるピッチャーになって、メジャーの4番と言われるバッターになる。それはもう想像の世界の話じゃない。すぐ近くにある現実の話なんだからね」(Number web2021・11・20付)

大谷選手のように、あなたも1年単位で、「自分史上最高の自分」にチャレンジする具体策を策定しましょう。私が知る限り、これほど魅力的な目標設定は他に見当たりません。

すでに大谷選手は自分のキャリア全体を見据えています。2023年3月の記者インタビューで、大谷選手はこう語っています。

「自分の計算の中ではもうピークが始まっているとも思っているので、これがいつまで続くのかな、いずれは終わってしまうんだよなという気持ちもあります。ピークから下がってきたとき、僕はどういう気持ちになるのかなということは考えますね。今は上がっている状態なのでいいんですけど、ちょっと下がってきたとき、一気に気持ちが落ちてしまわないかなという、アレはあります」(Number web 2023・03・16付)

この言葉の中で大谷選手は「アレ」の説明をしていませんが、それは「恐怖感」といった感覚であると、私は推測しています。

いかに危機感を持って、自分の人生目標にワクワク感を盛り込むか。それによってあなた自身の「自分史上最高の自分」にめぐり逢える確率が変わるのです。それだけでなく、自然に切迫感が心の中に湧き上がり、具体的な行動に移せるのです。

現在はもちろん、少なくとも10年先までの自分の人生における精密な夢の設計を立てましょう。それこそが、生きているうちに、最高の自分にめぐり逢えるための生命線なのです。

★ ★ ★

いかがでしょうか?

大谷選手を超一流のアスリートへ飛躍させた思考法にはビジネスパーソンも学ぶことも多いと思います。ぜひ日々の小さな目標の実現を目指して一歩一歩、「できない」を「できる」に変える努力をしてもらえればと思います。

さらに詳しい解説は児玉光雄さんの著書、『「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法』をチェックしてみてください。

「できない」を「できる」に変える大谷翔平の思考法
著/児玉光雄/アスコム

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児玉光雄
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、元鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。大学時代はテニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院で工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、米国五輪選手のデータ分析に従事。過去30年以上にわたり、臨床スポーツ心理学者として、ゴルフ、テニスを中心に数多くのアスリートのメンタルカウンセラーを務める。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして、これまで数多くの受験雑誌や大手学習術に右脳活性トレーニングを提供。この分野の関連書は100冊以上、累計発行部数は150万部を越える。主な著書はベストセラーになった『この一言が人生を変えるイチロー思考』(知的生きかた文庫)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『能力開発の専門家が作ったそうぞう力とさんすう力がみるみる育つこども脳トレドリル』『頭がよくなる!「両利き」のすすめ』(いずれもアスコム)など200冊以上。日本スポーツ心理学会会員、日本ゴルフ学会会員。
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