企業のWebやFAQ、チャットボットなどそれぞれに不満がある
サービス・商品についてわからないことがあった時は、「Webサイトで調べる」(54.1%)が最多の回答となり、わからないことがあればWebで調べる現状が判明。
その一方で「電話やメール等で、直接問い合わせする」(23.5%)が続き、電話やメールなどの問い合わせの需要も依然としてあることもわかった。
また、WebサイトやECサイトへアクセスした際に体験したこと、感じたことについて聞くと、全体の92.7%が不満があると回答。
不満ある内容の内訳は「欲しい情報が見当たらない」(66.8%)、「欲しい情報を探すのが難しい」(57.2%)、「欲しい情報にたどり着くプロセスが複雑」(43.7%)など、サイト上で求めている答えを見つけられない、たどり着かないという不満を感じている人が多いようだ。
Webサイトなどで見られる「よくある質問」に代表されるFAQについて体験したことや感じたことを聞いてみると、「欲しい情報が見当たらない・探すのが難しい」が最多(44.3%)、次点が「問題解決しなかった」(43.5%)の回答となり、多くの方が情報をうまく探せず解決に至っていないことが明らかになった。
■サービスや商品の利用時等において、問い合わせが面倒で諦めた経験がある人は6割以上
サービスや商品の利用時等において、問題や疑問がおき問い合わせをしたかったが、「諦めたことがある」と回答した人は全体の60.1%になり、半数以上が諦めたことがある実態がわかった。
問い合わせを諦めたことがある人に、諦めた理由を聞くと、「時間がかかってしまうから」(65.7%)が多くの意見を集めた。
次いで、「問い合わせの連絡をしても回答が返ってこない、連絡がつながらないから」(25.8%)、「以前の問い合わせ体験が良くなかったから」(23.1%)、「問い合わせ方法が分からなかったから」(23.1%)が挙がっている。
いずれにしても、時間がかかったり、問い合わせの方法が分からなかったり、問い合わせについてネガティブな印象や体験を持っている人が、問い合わせを諦めていることがわかる。
調査概要
調査名/企業の問い合わせサポートの利用実態調査
調査対象/東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・愛知県・福岡県に在住の20~50代の男女1,000人(2023年1月~現在まででサービス・商品における問い合わせの際に電話、メール、問い合わせフォーム、有人チャット、FAQ(よくある質問)、チャットボットのいずれかを利用した人)
調査方法/インターネット調査
期間期間/2023年9月2日(土)~9月7日(木)
関連情報
https://rightsupport.karte.io/
構成/清水眞希