脱マスクで化粧品が好調、男性美容グッズも続々
2023年3月13日以降、マスクの着用が個人の判断に委ねられることとなり「脱マスク」の動きが現われた。マスクなしの生活に向けて基礎化粧品や口紅やリップクリームなどの需要が高まった。このトレンドは男性も例外ではなく、コロナ禍で増えていた男性美容グッズの売れ行きも好調だ。また、今年急激に店舗数を増やしている『chocoZAP』も紹介!
脱マスクのメイク需要にフィットし、発売1か月で125万個出荷
ローソン『&nd by rom&nd(アンドバイロムアンド)』
3月に発売されるや否や3日で30万個を突破、品切れが発生した店舗も。これは当初想定の2か月分を3日間で販売した形だという。韓国の人気コスメ「rom&nd(ロムアンド)」との共同開発で、リップやネイルなど全25品。価格帯も550〜1580円とお手頃で気軽に試しやすいことも歓迎された。
1.グラッシーボムティント BR02 ローズビーン 780円
2.メロウアイパレット PK01 ローズフォグ 1350円
3.グラッシーアイグリッター OR01 オレンジブロッサム 750円
手に取りやすいミニサイズで、人気の抜け感やシャレ感にこだわった色味が特徴。ぷるぷる光沢感が魅力的なティントやキャンディーのようなグリッターなど、女子心をくすぐるラインアップになっている。
〈EDITOR’S VOICE〉どうしてヒットした?編集部員が解説
人気コスメが使いやすいサイズで登場(@DIME担当 ミネ)
各社が力を入れているコンビニコスメの中でも群を抜いてかわいい。「rom&nd」といえばリップティント。「&nd by rom&nd」もリップティントのラインアップが充実しており、コスメ好きは試したくなったハズ。
予測の3倍!1か月で約7.4万個が完売
ポーラ『B.A ミルク フォーム』
84g 1万3200円
新感覚の〝弾ける泡乳液〟。最大の特徴となるのは、炭酸泡が弾けて、液状の引き締めベールに変わる「バンテージングフォーム処方」を新採用したこと。肌にのせた泡はみずみずしく広がりながら、炭酸が抜けることで酸性から中性方向へとpHが変化するという。
「店頭で手に入らないUV」として全国発売前から話題!
花王『ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト』
オープン価格(実勢価格約1000円)
花王の長年の紫外線研究から得た知見と技術を生かし開発された。霧状のミストが肌の上でジェルに変化し、ムラなく肌に密着する。スプレーを逆さにしても使えるようになっており、足や背中にも塗りやすく、髪にも使える。
発売後約1か月で楽天週間ランキング1位に
I-ne(アイエヌイー)『YOLU シリーズ』
スキンケアの「導入美容液」の考え方をヘアケアに応用した。寝ぐせ直しのイメージが強いヘアミストをシャンプー後に使うことで、トリートメントが浸透しやすくなる土台を整え、髪を集中補修する。SNSが火付け役になり、人気が拡大。2021年9月の発売開始から約1年で累計販売数が1000万本を突破した。
「YOLU」は美容習慣として夜のうちに美しさを作る「夜間美容」を掲げている。
2022年11月〜23年3月の累計販売台数1.1万台以上
パナソニック『エアーマッサージャー EW-RA150 ねるまえほっとリフレ』
オープン価格(実勢価格約3万7940円)
40年以上エアマッサージャーを研究、開発する同社が、「寝ころんで、脚を入れるだけ」をコンセプトにして企画。京都の五つ星ホテルで同製品が利用できる宿泊プランを用意すると、早々に完売した実績もある。2022年の累計販売台数は1.1万台以上で、計画比130%を達成した。
〈EDITOR’S VOICE〉どうしてヒットした?編集部員が解説
睡眠の質を気にする人たちが急増?(本誌編集長 イシザキ)
人の手のような揉み方を再現し、2段階の温度のヒーターで脚先を温めるので、寒い日でもぐっすり快眠できる。近年、睡眠の質を気にする人が増えているので、今後さらにブレークする可能性もあるのでは?
1か月で平均0.8kgのダイエットに成功!?ユーザー数が1年で2万人突破
issin『スマートバスマット』
1万6980円
バスマットと体重計が一体化したアイテム。お風呂上がりにスマートバスマットに乗るだけで自動的にスマホアプリに体重データが記録されるため、毎日の「乗る・測る・記録する」という手間なく、体重の変化を知ることができる。ペットの体重測定ができるペットモードも搭載。
売れすぎて上方修正!販売計画30億円
サントリーウエルネス『VARON』シリーズ
40代以上のミドル・シニア層の男性向けスキンケアブランド。メンズスキンケアといえば20〜30代がメインで、いわゆるおじさん世代には縁遠いものと思われていたが、『VARON』は洗顔料やボディーソープなど、様々な大人向けスキンケア商品を開発。ケア未経験だった40代から70代まで幅広い男性に愛されている。
サントリーウエルネス『VARON オールインワンセラム』3種 120mLレギュラー
7500円(税別)
ウイスキー原酒の熟成に用いられる樽の木材から抽出した「ウイスキー樽材エキス」を配合。肌荒れを防ぎ、しっとりとしたツヤ肌へ導いてくれる。
サントリーウエルネス『VARON フェイスウォッシュ(医薬部外品)』120g
1800円(税別)
女性に比べて皮脂が多く水分量が少ない男性の肌荒れを防ぎながら、古い角層や臭いの原因になる肌の汚れと余分な皮脂をしっかりと洗い流し、明るい印象にしてくれる。
サントリーウエルネス『VARON ボディソープ』110g
2000円(税別)
加齢臭の原因物質「ノネナール」を4つのポリフェノール含有エキスを組み合わせた同社独自開発エキス「抗ノネナールPC」を含む泡が洗い流す。
〈EDITOR’S VOICE〉どうしてヒットした?編集部員が解説
ミドルをターゲットにしているのがうれしい(DIME編集室長 ヤスダ)
『VARON』購入者のうち、スキンケア習慣がなかった男性が約半数を占めているという。40代以上のミドル・シニア層の男性向けと言ってくれると手に取りやすく、市場開拓のきっかけになったと考えられますね。
販売台数が計画比の約15倍を記録した新しいカタチのシェーバー
パナソニック『ラムダッシュ パームイン』
4万1580円(編集部調べ)
メンズシェーバー『ラムダッシュ』シリーズの最新モデル。〝新しい価値観を創造する〟というコンセプトから誕生。持ち手のない画期的なデザインで、なでるように剃る新感覚シェービングを実現した。発売から1か月弱で累計販売台数1万台を突破し、販売台数計画比の約15倍を記録した(2023年9月25日時点)。
『ラムダッシュ5枚刃』のテクノロジーが凝縮されており、同等の剃り性能を確保している。
〈EDITOR’S VOICE〉どうしてヒットした?編集部員が解説
スタイリッシュなデザインと高機能(@DIME担当 オビツ)
手のひらにすっぽりと収まるサイズ、持ち手のない丸みを帯びたデザイン、シンプルなモノトーンカラー。あらゆる面で「シェーバー」を変えたと言っていい。それでいて機能性もトップクラスなのがすごい!
取材・文/編集部
2023年のヒット商品120点を総まとめ!DIME電子増刊号がdマガジン、楽天マガジン、Amazon Kindleなどで配信中
11月1日に配信がスタートしたDIME電子増刊号では「2023ヒット商品総まとめ」と題し、この一年のヒット商品を全11ジャンル、12o商品を大特集!
生成系AI、chocoZAP、ポケモンスリープ、ソロ家電、生コッペパン、白湯、無糖ブーム、スマートバスマット、ビオレUVミスト、WBC売れ、ストリートファイター6など2023年を彩ったヒット商品を一挙紹介します。
ほかにも、忙しい年末に仕事の効率アップを目指す「AI仕事術」、働くストレスを軽減させるアイテムを集めた「ウェルビーイングなビジネスギア100」、なぜか毎回人気の「編集部員が選ぶオススメの本&マンガ」の企画も新メンバーが加入し、さらにカオスに。
年末に向けた今年の総決算となる電子増刊は各電子書店やdマガジンなどの雑誌の読み放題サービスで配信中。ぜひダウンロードしてみてください!
DIME SPECIAL1 どこよりも早い!2023ヒ ット商品総まとめ
新型コロナの5類引き下げ決定で幕を開けた2023年。脱コロナのムードが高まる一方で、物価上昇が消費意欲に水を差した。今年を象徴するトレンドとは何か? 編集部員による分析とともにヒット商品を一挙紹介する。
DIME SPECIAL 2 ウエルビーイングなビジネスギア100
良き仕事のためには優秀なビジネスギアが不可欠。というわけで、DIME目線で選んだビジネスギアをデジタル関連から話題のヘッドホン、スマートウオッチ、さらにはマッサージ系までフォロー。さらに後半では、欲しいモノがすぐに購入できる通販企画も登場。ボーナスの使い道に迷っているなら、この機会にぜひ!
DIME SPECIAL 3 プロゲーマー&ガジェット通が厳選! DIME Gamingが選ぶ今買うべきゲーミングギア31
eスポーツ熱は冷めないどころか増していくばかりだ。それに比例してギアも巷にはあふれかえっている。そんな中でも特にオススメなギアを紹介するほか、DIME Gamingの最新動向についても報告する。
DIME SPECIAL4 ChatGPT、Bing、Bard 一番仕事に使えるのはどれ? 今日から使える! AI仕事術
2022年11月にサービスが開始されたオープンAIの「ChatGPT」。リリースから2か月で1億人のユーザーが利用し、その有用性に世界中が驚いた。2023年2月にはマイクロソフトの「Bing」、
3月にはGoogleの「Bard」が相次いでリリースされた。私たちも仕事、プライベート問わず、生成AIをうまく使うコツを次第につかみ始めてきたのではないだろうか。特に欲しい回答を引き出すプロンプトを作るコツについては自分なりの法則を確立しているユーザーも多いハズだ。
今回は3大生成AIである「ChatGPT」「Bing」「Bard」それぞれの特徴をふまえつつ、同じプロンプトに対する各AIの違いを比較。「いかにAIを使いこなすか」から「いかに使い分け、AIを使いこなすか」といった一歩先のステップに進む助けとなる質問と回答を編集部で厳選した。
DIME SPECIAL 5 DIME編集部員が〝偏愛〟で選ぶ! 年末年始に読みたいオススメ本&マンガ80選
2023年も残すところあと2か月。ということは、年末年始の休暇シーズンもやってくるということ。今回は、そんな日常の忙しさを離れた時にこそ読みたい本をDIME編集部員がピックアップ。ビジネス書あり、マンガあり、ウルトラニッチなジャンルありと、役に立つかはわかりませんが、編集部員の個性の爆発をお楽しみください。