最大50倍の撮影が楽しめるLAOWAのマイクロレンズセット「Aurogon FF 10-50X NA0.5 Supermicro APO」

2023.11.09

サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology（Venus Optics）のレンズブランド「LAOWA」から、マイクロレンズセット「LAOWA Aurogon FF 10-50X NA0.5 Supermicro APO」（キヤノンEFマウント用、キヤノンRFマウント用、ニコンFマウント用、ニコンZマウント用、ソニーEマウント用、Lマウント用、富士フイルムGFXマウント用、Arri PLマウント用）を発売した。価格はオープン。実勢価格は290,000円前後。なお、受注生産品で、納期は約1～2カ月となる。

10倍、20倍、35倍、50倍での撮影に対応！

「LAOWA Aurogon FF 10-50X NA0.5 Supermicro APO」は、肉眼では見ることのできない高倍率な世界の撮影を実現できるマイクロレンズセット。特殊な顕微鏡に使うようなレンズではなく、一般的なカメラに直接取り付けるコンパクトなフォトレンズで、レンズ本体はカメラに取り付ける倍率チューブと前面の対物レンズの2つの部分で構成。倍率チューブは撮影倍率10倍、20倍、35倍、50倍の4本を用意しており、固定用のセットを前面側レンズに取り付けることで、カメラ側の倍率チューブを簡単に切り替えることができる。

↑対物レンズ＋倍率チューブ（10倍）

↑対物レンズ＋倍率チューブ（50倍）

また、ワーキングディスタンスは20mmで固定の設計になっているので、一貫した撮影距離を保つことが可能なうえ、アポクロマート（APO）設計により、色収差を抑えた鮮明な画像を提供。さらに、対物レンズ側にはNA値の調整リングが搭載されており、0.5/0.45/0.4/0.35/0.30/0.25/0.2/0.15の8段階で開口数を調整することができる。

主な仕様は、対物レンズの直径が50mm、長さが167mm、質量が390g。絞り羽根枚数が9枚。使用波長域が435～656nm。対物レンズ＋倍率チューブの焦点距離は18.8mm（10倍）、10.3mm（20倍）、6.85mm（35倍）、5.56mm（50倍）。倍率チューブの長さは112mm（10倍）、163mm（20倍）、210m（35倍）、253mm（50倍）、質量は377g（10倍）、444g（20倍）、530g（35倍）、609g（50倍）。

↑撮影イメージ