使用頻度の高いアプリの情報や一部機能をホーム画面に配置できるウィジェットが「iOS 17」で進化。アプリをウィジェットから直接アクセスできるようになった。また、充電中の画面にも時計やカレンダーを表示できるなど「ひと目でわかる」「すぐに使える」機能が充実している。
頻度の高いアプリを厳選してホーム画面の整頓を!
『iPhone』アプリの整理術を、ブログなどで発信するミニマリストのあやじまさんは、ホーム画面は1ページだけと決めている。そのうえで使用頻度の高いものを親指で一番触れやすいところへ。そうでもないものは仕事の用途ごとにフォルダー分けしてほかのエリアへと、ルールを決めて配置。そのように整理したホーム画面ではウィジェットも活用しているという。
「情報をスッキリ表示できるのがウィジェットのメリット。対応アプリの一覧から厳選して使用しています。領収書を書いてもらう時に便利なのが、ウィジェットのカスタムアプリ『Widgets SD』。会社名をすぐに表示できるようにしています。カレンダーやマップ、天気などの情報をいつでも見られるようにしているほか、ショートカットのウィジェットで、照明などの家電をワンタッチで操作できるのも便利です」(あやじまさん)
今までは、天気などのさらに詳しい情報を見たい場合、ウィジェットからアプリを立ち上げる必要があった。「iOS 17」では一部のウィジェットがインタラクティブな操作に対応。ホーム画面で操作が完結することが増えるのではと、あやじまさんは期待している。
「ただし、インタラクティブな操作に対応するウィジェットが増えても『あれもこれも』と画面に追加するのはNG。使わないと思ったらもちろんですが、必要か不要なのか迷った時点で、もう潔くアンインストールすることをおすすめします。必要なアプリだけを、自分が管理できる範囲にスッキリとホーム画面に収めることが、スマホで仕事をする際の効率化にも、つながります」(あやじまさん)
ミニマリスト
あやじまさん
整理収納アドバイザー。海外生活をきっかけにミニマルライフに目覚め、ラクして身軽に賢く暮らすコツをSNSやVoicyなどで発信中。著書に『ミニマリスト スマホの中を片付ける』(KADOKAWA)ほかがある。
ウィジェットが大幅に進化!
アプリを開かなくても操作やチェックがワンタッチで完了!
Review!
情報を表示するだけでなく、ウィジェットから様々な操作が可能になるのが、新機能の「インタラクティブウィジェット」だ。表示している写真を切り替えたり、リマインダーのチェックボックスに触れてTo Doリストの中から完了したタスクを外したりといった操作が、アプリを開かずに行なえるようになった。
こんな使い方をすればタイパが向上!
仕事の進捗確認や議事録作成がはかどる!
リマインダーのウィジェットでは様々なタスクを確認でき、しかも終了したものはタップして消せることから、サクサク作業が進められる。文字起こし対応の録音アプリはワンタップで録音を開始。議事録作成におすすめだ。