「iOS 17」では画像関連の機能が強化され、撮った写真を様々な形で活用しやすくなっている。背景にあるのはGoogleやAdobeなども注力する、画像認識技術の飛躍的な向上だ。写真を瞬時に切り抜いてステッカーを作れる機能などを、仕事に役立てるポイントについて紹介しよう。
資料作成やリサーチのタイパを極める!iPhone 15で仕事を効率化する裏ワザ
「iOS 17」では画像関連の機能が強化され、撮った写真を様々な形で活用しやすくなっている。背景にあるのはGoogleやAdobeなども注力する、画像認識技術の...
仕事に必要な精神的な安定も日々の振り返りで得られる
「Journal」は年内の提供開始が予定されている、パーソナル向けの日記アプリだ。機械学習を用いて写真、人々、場所、ワークアウトといった直近のアクティビティーをもとに候補を表示し、それをきっかけに日記がつけられる仕組みだ。三日坊主にならないよう、通知のスケジュールを設定でき、習慣化しやすい工夫もされる。
「同機能は主に〝記録〟によるマインドフルネスの効果を狙ったもの。スマホに蓄積されたパーソナルな情報を『iPhone』が機械学習処理で取りまとめ、日々の生活に役立てられる……といったことが想定されます」(松村さん)
プライバシーがしっかりと保護されるので、日々の様々な瞬間を安心して記録できそうだ。
「『Journal』が使用するようなデータは、もちろんほかのアプリでも活用できます。例えば、その日に出かけた場所、聞いた音楽、読んだ本、撮影した写真といったデバイスに残る情報から、アイデアを発見したり、備忘録を作ったり、気づきをメモしたりする……といった活用ができれば、そこからビジネスのヒントを得られるかもしれません」(松村さん)
写真、人々、場所、ワークアウトなど、直近のアクティビティーから〝日記のネタ〟になる候補を自動的に提案。APIも公開されていて、対応するサードパーティー製のアプリからも情報を表示できるようになる模様。
ジャーナリスト
松村太郎さん
慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。テクノロジーとライフスタイルの関係をテーマに取材・執筆するジャーナリスト。iU 情報経営イノベーション専門職大学専任教員やキャスタリア取締役研究責任者を兼務する。