デジタル回路をCD 50nに集約、純粋なアナログプリメインアンプとして誕生
マランツは、純粋なアナログアンプとしての機能を追求したプリメインアンプ「MODEL 50」を2023年11月上旬より発売する。
希望小売価格は23万1000円 (税込)。本体カラーはブラック、シルバーゴールド。
MODEL 50は、上位モデルであるMODEL 40から回路構成や、数多くの高音質パーツを受け継いだステレオプリメインアンプだ。
左/ネットワークCDプレーヤー「CD 50n」、右/アナログプリメインアンプ「MODEL 50」
デジタルオーディオ回路をネットワークCDプレーヤーCD 50nに集約することにより、デジタルオーディオ回路からの干渉やノイズの影響を受けることのない、純粋なアナログプリメインアンプとして設計された。
新世代のマランツを象徴する筐体デザインと高剛性化されたコンストラクションはもちろん、HDAMを用いたフルディスクリート・プリアンプや可変ゲイン型ボリューム回路、パラレルプッシュプル・パワーアンプなどの回路構成もMODEL 40nから継承。
さらに、プリアンプ回路に低歪み型HDAMを採用するなど、MODEL 50独自の改良も加えられており、同社によれば価格帯の枠を超えた、上位モデルに迫るオーディオパフォーマンスを実現しているという。
そのほかの主な特徴は以下のとおり。
・新世代のマランツデザイン
伝統的なデザインエレメントを受け継ぎながら、現代的な解釈により生み出された新しいハウジングを採用。
・HDAM+HDAM-SA2搭載可変ゲイン型プリアンプ
S/N比と空間表現力を大きく向上させる可変ゲイン型プリアンプ回路を搭載。
・フルディスクリート電流帰還型パラレルプッシュプル・パワーアンプ
瞬時電流供給能力をPM8006の145%となる66Aまで引き上げ、スピーカー駆動力が大きく向上。
・大容量かつ高品位な電源回路
クラス最大級の大容量トロイダルトランスとカスタムブロックコンデンサー(18000μF / 63V ×2)を採用。
・MM型カートリッジ対応フォノイコライザー
ACカップリングコンデンサーを排除し、信号経路の純度を改善。
・真鍮削り出しスピーカーターミナル&入力端子
スピーカーターミナルとCD入力、Phono入力に真鍮削り出しの堅牢な端子を採用。
MODEL 50の主な仕様
定格出力(8Ω、4Ω)/70W、100W
再生周波数帯域/5Hz〜100kHz
高調波歪率/0.02 %
ダンピングファクター /100
入力感度(MM) /1.4mV:47 kΩ
S/N比(MM/MC)/87 dB:-
入力感度(アナログ入力)/185 mV:16 kΩ
S/N比(アナログ入力)/116dB(2V input)
入力感度(パワーアンプダイレクト)/1.5 V:15 kΩ
S/N比(パワーアンプダイレクト)/125 dB
外形寸法 /幅442×高さ130×奥行き431mm
質量/14.2 kg
関連情報
https://www.marantz.com/ja-jp/product/amplifiers/model50
構成/清水眞希