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トルク感、加速、余裕のある走りが楽しめるプジョーのファストバックSUV「408GT HYBRID 1st Edition」

2023.11.04

日常の足はEV走行で、長距離走行ではガソリンターボ

 運転席に座り、ポジションを決める。ハンドルは小径の楕円型。メーター類は高い位置にあり、ハンドルの上部をとおして、見るというプジョースタイル。中央には10インチのタッチスクリーン、センターコンソールも運転席を中心にデザインされ、コックピット感を演出している。座席のクッションは厚めで体を包みこんでくれる。プジョーの上級車のいつもの座席感覚だ。

 後席にも座ってみる。着座位置はやや低め。足元は中央のトンネルはやや高めだが、足は載せられるので、3人掛けも苦ではない。頭上も全高が1500mmなので、余裕があり、身長170cmクラスも快適に過ごせる。唯一ドアウインドが全開とはいかず、わずかに残ってしまうのは残念な部分。7対3で分割する背もたれは、倒しても床面はややナナメ。シートベルトも背もたれにはさまってしまうのも要改良点のひとつだ。

 パワーユニットはプラグインハイブリッド用は4気筒1.6Lのガソリンターボに、総電力量12.4kwhの電池が組み合わされている。ちなみに「408GT」は直3、1.2Lのガソリンターボ、130PS/230Nmが搭載される。ミッションは8速AT。シフトは新形状の板状のレバーを用いたトグルスイッチを採用。「P」と「B」は別の押しボタン式だ。さらにDRIVE MODEのスイッチは、「SPORT」「HYBRID」「ELECTRIC」を選べる。

「ELECTRIC」はモーターでの走行になり、約60km走行可能になる。スタートからはEモードを選択。軽快に走り出す。EV走行では余計な音は出さず、モーター音のみで走行する。乗り心地はやや硬め。高速域でもゴツゴツ感はあるがカドもなく、しなやかさも残されている味付けだ。Sモードに切り替えると、ハンドルはやや重めになり、乗り心地も硬くなり、上下動は短く、キツめになる。高速ではややロールを感じるところは、プジョーらしい味付けだ。エンジン音はアイドリング時は若干、振動が伝わってきた。

 充電だが、充電ケーブルはリアの荷台の下のサブトランクに収められている。充電は、6kwだと1%から100%まで約2時間半で満充電になる。これなら日常の足はEV走行で、長距離走行ではガソリンターボを用いることができる。ガソリンでの燃費は9~12km/Lだった。2LガソリンターボのGTと、1.0Lガソリンターボ+モーターのGTハイブリッドとの価格差は130万円だが、トルク感の余裕や加速力などはハイブリッドモデルのほうが格上。乗りくらべてみるとハイブリッドモデルを推したくなってしまう。

◆関連情報
https://www.peugeot.co.jp/range/peugeot-408.html

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

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