キヤノンマーケティングジャパンは、イヤホン・ファン・マイク・Bluetooth・バッテリーを搭載した装着型減音デバイス「Privacy Talk」の先行販売を応援購入サービス「Makuake」にて開始した。
自分の声を減音し周囲の雑音も軽減
オンラインでのコミュニケーションが普及した今、場所や周囲の環境に左右されずにストレスフリーな会話をしたいというニーズが高まっている。その一方で、「声を発する際に必要となる周囲への配慮」や「安心してコミュニケーションがとれる環境の確保」など新たな悩みも発生している。
「Privacy Talk」は、キヤノンマーケティングジャパンの企業内起業「ichikara Lab」が、これらの悩みに寄り添い、若年層とともにディスカッションするなかから誕生したアイテム。コミュニケーションの手段が急速に多様化したニューノーマル時代において、オンラインコミュニケーションをもっと自由に、快適にできる環境の実現を目指して商品コンセプトを企画したとのことだ。
特徴は、装着すると自分の声と周囲の音を軽減できるところ。音響メタマテリアル技術を採用し、迷路のような構造にすることで、音を吸収する空気の通り道を本体内部に作りあげており、装着した際に発した声が、この構造を通過することで20デシベル程度(※1)減音されるため、周囲にいる人は内容を聞き取りづらくなるという。
同時に周囲の雑音もマイクに入りづらくなり軽減されることで、オンラインで会話する相手にとってもストレスのないコミュニケーションを実現。発した声の減音と周囲の雑音を軽減できる特徴により、ビジネスシーンにおいてはオンライン会議の際に会議室や防音ブースを探す必要がなく、出社時は自席、外出先ではカフェなど周囲に人がいる場所から気兼ねなく参加することができ、プライベートシーンにおいては、オンラインゲームの際のボイスチャットやオンライン語学レッスンなどの幅広いシチュエーションで活用できる。
また、換気用ファンを内蔵し、本体内部の空気循環を促進することで湿気がこもりにくくなり、より快適な着け心地を実現。さらに、ダブルマイクを搭載し、ファンの稼働音と音声をそれぞれのマイクで取得することで、ノイズとなるファンの稼働音を打ち消す処理を行なうので、オンラインで会話する相手にクリアな音声を届けることができるという。
使い方も簡単で、本体ボタンを3秒長押しすると電源が入り、ファンが起動。パソコンやスマートフォンとBluetoothで自動接続(※2)されるため、Privacy Talkを装着するだけで必要な時にすぐに使用できる。しかも、有線接続(※3)で給電しながら使用できるため、バッテリーの充電が不足している時も使用可能だ。
主な仕様は、外形寸法が66×104×69mm、重量が106g(電池含む)※4。電源は内蔵リチウムイオン充電池で、充電時間は約1.5時間、使用可能時間は約3時間。対応OSはWindows 10以降、macOS 11以降、iOS 12以降、Android 10以降。同梱物はPrivacy Talk本体、ファブリックカバー、USBケーブル(Type-C to Type-C)、イヤーピース(S、M、L各1セット)、補助バンド、専用ポーチ、使用説明書(保証書付き)。
プロジェクト期間は11月29日までで、製品は12月末までに配送予定。11月2日現在、22,200円~応援購入受付中だ。
※1 同社測定条件による。Privacy Talk装着時の人の声の音域(1,000Hz~4,000Hz)の減音効果を測定。
※2 初回は接続設定が必要。
※3 USB Type-CおよびUSB Audio Class 1.0以上対応。
※4 外形寸法と重量はともに「本体にマウスパッドを装着した状態」で計測。
製品情報
https://www.makuake.com/project/privacytalk/
構成/立原尚子