メルセデス・ベンツ日本は、新型メルセデスAMG「CLA 45 S 4MATIC+」および「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+シューティングブレーク」を発表し販売を開始した。
CLAは「Sensual Purity(官能的純粋)」のデザイン基本思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭など、シンプルな造形でありながら、流麗、かつ、力強さも表現したエクステリアデザインと、高い質感と若々しさを感じさせるインテリアデザインを採用し、CLSに続く4ドアクーペモデルとして2013年にデビューした。
2015年にはスタイリッシュなフォルムに高い利便性を融合したCLAシューティングブレークを追加。2019年に2代目がデビューし、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や、最新の安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を取り入れた。
新型「CLA 45 S 4MATIC+」および「CLA 45 S4MATIC+ シューティングブレーク」は、エクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、駐車時や狭い道などで車両の周囲の状況をディスプレイで確認することができる360°カメラシステム、Burmesterサラウンドサウンドシステムなどを標準設定した。
パワートレイン
CLA 45 S 4MATIC+およびCLA 45 S 4MATIC+ シューティングブレーク共に、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONICカムトロニック」を採用し、最高出力421PS (310kW)、最大トルク500Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンの「M139」を搭載している。
また、最大トルクを5,000から5,250rpmの範囲で発生するなど、トルクカーブが自然吸気エンジンに近い特性を実現しエモーショナルな加速感を味わうことができる。さらに、レスポンスや吹け上がりの改善も行い、レブリミットも7,200rpmに設定するなど、ピュアスポーツカー並みのエンジン性能を備えている。
このエンジンは、ターボチャージャーとエグゾーストマニホールドがエンジン後方に、インテークマニホールドなどの吸気系がエンジンの前方に位置する。これにより、エンジン搭載位置を下げることにより、操縦性能に貢献するだけでなく、空力的にも有利なものとすることができた。
さらにシリンダーブロックはクローズドデッキ構造を採用し、最大160barの燃焼圧を可能にしている。シリンダーライナーにはピストンとシリンダーの間に発生する摩擦を低減する目的で、特許技術のNANOSLIDEのコーティングを施している。
なお、M139エンジンはメルセデスAMG本社があるドイツ、アファルターバッハで“One man – one engine”という哲学のもと、厳格な品質基準に従って、ひとりのマイスターが一基のエンジンを最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げるという生産方式を採用している。
このM139エンジンに組み合わされるAMGスピードシフトDCT8速デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギアのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏、かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現している。
エグゾーストシステムには自動制御のフラップを装備しており、選択したドライブモードに応じて、バランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエグゾーストサウンドまで切り替えを行うことができる。
スポーティに刷新されたエクステリアデザイン
フロントは、よりシャープな印象を与えるヘッドライトデザインと新デザインのボンネットエンブレムを採用した。またリアデザインは、スポーティかつ安定感のあるリアビューを演出する新デザインのリアディフューザーに加え、LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、よりシャープな印象を与えるデザインとなっている、
また、両モデルホイールデザインを刷新し、足元をスポーティに演出する19インチ鍛造アルミホイールを採用した。さらに、外装色に新色「ハイパーブルー」「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」を追加した。