小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「はとこ」の意味と「いとこ」との違い、説明できる?

2023.11.10

続柄を表す言葉は、「母」「兄」「叔母」のように身近なものから、「曽祖父(そうそふ)」「玄孫(やしゃご、げんそん)」といった家系図に照らし合わせないと理解しにくいものまで幅広い。「はとこ」も、親戚との付き合いがない場合は耳慣れない人が多い言葉の一つ。しかし、自分とどのような関係に当たるか、「いとこ」とは違うのかなど、一般常識として知っておきたい。 

そこで本記事では、「はとこ」の意味と家系図における関係、知っているようで知らない「はとこ」の関連知識を解説する。 

「はとこ」とは親同士が「いとこ」の関係にある子供同士のこと 

「はとこ」は親族の血縁関係を表す言葉の一つ。親同士がいとこである子と子の関係を言う。「またいとこ」とも呼ばれ、「はとこ」とはまったく同じ意味で使われる。 

「はとこ」の漢字は男女で異なる

「はとこ」を漢字で書くと「再従兄弟」または「再従姉妹」となる。「兄弟」「姉妹」といった他の言葉と同じように男女で漢字が分かれており、男性のはとこには「再従兄弟」、女性のはとこには「再従姉妹」の字を当てるケースが一般的だ。

「はとこ」と「いとこ」の違いは? 

「はとこ」と「いとこ」は語感が似ているものの意味は異なる。「いとこ」は、父または母の兄弟姉妹の子を指す。漢字では「従兄弟」または「従姉妹」と書き、性別が男性か女性かによって記載が変わる。自分にとって「伯父(叔父)」「伯母(叔母)」に当たる人の子どもを「いとこ」と覚えておくと間違えにくいだろう。「はとこ」は、その「いとこ」のさらに子ども同士の関係を言うため、混同のないよう注意したい。 

知っているようで知らない「はとこ」に関す豆知識 

「はとこ」は、血族の中でもやや遠い間柄となるため、どのような関係なのかをイメージしにくい人も多いだろう。 

「はとこ」は何親等? 

親族の中での関係の近さを表す言葉を「親等(しんとう)」という。一からの数字で表され、数字が小さいほど自分との血縁は近い。たとえば、両親や義理の両親は「一親等」、兄弟姉妹・祖父母・孫・義理の兄弟姉妹や義理の祖父母は「二親等」、伯父(叔父)・伯母(叔母)・甥・姪・曽祖父母などは「三親等」となる。伯父(伯父)・伯母(叔母)の子である「いとこ」の場合は「四親等」となり、その子供同士であるはとこは、さらに血縁が遠く「六親等」となる。

「はとこ」とは結婚できる? 

民法では、「第734条:近親者間の婚姻の禁止」において三親等以内の直系血族との婚姻を禁止している。三親等以内の直系血族に該当するのは、伯父(叔父)・伯母(叔母)・甥・姪・曽祖父母などだ。 

「はとこ」の場合は六親等となるため、法律上の禁止事項には当たらない。そのため、当人同士の合意さえあれば婚姻は可能。 

混同に注意!「いとこの子ども」=「はとこ」ではない 

親族関係を表す言葉は、「誰の立場から見た場合の関係か」を意識しないと混同しやすい場合があるため注意が必要だ。わかりやすい例を挙げると、本人から見て「兄」「姉」に当たる人物は、一親等上の親側(父母)から見れば「息子」「娘」となる。 

同じように、「いとこ」というのは、本人から見て「伯父(叔父)」「伯母(叔母)」に当たる人の子どもであり、「伯父(叔父)」「伯母(叔母)」の立場から見た場合の本人は「甥」「姪」となる。 

「はとこ」も同様で、親同士が「いとこ」の関係にある子と子の続柄を表すため、自分から見た場合の「いとこの子ども」は、「はとこ」とは呼ばない。 

「いとこの子ども」を指す言葉は別にあり、子どもが男性の場合は「従甥(じゅうせい、いとこおい)」、子どもが女性の場合は「従姪(じゅうてつ、いとこめい)」と呼ぶ。 

また、いとこの子供の立場から見た自分は、「いとこちがい(従兄弟違い、従姉妹違い)」もしくは性別によって、「いとこおじ(従兄弟伯父)」「いとこおば(従姉妹伯母)」と呼ぶ。 どの立場から見るかによって示す相手や呼び名が異なるため、特に遠縁の親族について言い表す場合は注意しよう。 

「はとこ」を英語で言うと? 

英語で会話や文章のやりとりをする機会が多い場合は、「はとこ」の英語表現も知っておくと便利だ。 

「はとこ」の英語表現 

「はとこ」は英語で“second cousin”という。“cousin”は「いとこ」を表す言葉で、意味は日本語と同じく、親が兄弟姉妹同士の子と子を指す。日本語とは異なり、“cousin” “second cousin”とも男女の性別によらず同じ綴りが使われるので覚えやすい。 

「いとこの親(両親の兄弟姉妹)」に当たる伯父(叔父)伯母(叔母)は、伯父(叔父)が“uncle”、伯母(叔母)が“aunt”だ。 なお、親族は“relative”、親等は“degree of relationship”となるので併せて覚えておくと良いだろう。 

 

文/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年5月16日(木) 発売

新NISAで狙え!DIME最新号は「急成長企業55」、次のNVIDIAはどこだ!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。