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医師が解説!ハウスダストによるアレルギーを防ぐ掃除の方法

2023.11.05

アレルギーの原因となる「ハウスダスト」。言葉は知っていても、その中身はいったい何なのかご存じだろうか。また、ハウスダストの対策では「掃除」が大切なことは知っていても、実際、どのように掃除をしたら効果的に減らせるのか気になる人も多いと思う。

ケルヒャーは、2023年春に公開したオウンドメディア『ケルヒャーマガジン ーもっとキレイに。もっと美しく。Beautiful clean lifeー』にて、ハウスダストと効果的な掃除方法について、鼻の病気とアレルギーに詳しい松脇由典先生(松脇クリニック品川 院長)に詳しく解説してもらったので、詳細をお伝えしよう。

ハウスダストの正体とハウスダストが引き起こすアレルギー疾患

日本耳鼻咽喉科学会が2019年に行った「鼻アレルギーの全国疫学調査」によると、ハウスダストなど、年間を通じて屋内の空気中に漂う物質にさらされることで起きる「通年性アレルギー」をもつ人は24.5%。全国で約4人に1人が悩まされていることが分かった。

ハウスダストが原因で起こるアレルギーのことを「ハウスダストアレルギー」という。アレルギーとは、体を守るための免疫機能が、異物(この場合はハウスダスト)を排除しようとして引き起こす過剰反応のこと。

ハウスダストによるアレルギー疾患や悪化させたりする病気には、以下のようなものがある。

・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
・気管支喘息

ハウスダストに含まれる主なアレルギーの原因物質(アレルゲン)

ハウスダストとは、家の中のチリやホコリの中でも特に1mm以下の目に見えにくいサイズの物のことをいう。

目に見えないくらいに小さくて軽いハウスダストは、部屋の中で舞い上がって空気中を漂っており、人が吸い込んだりしやすい。ハウスダストの中には、以下のようにたくさんのアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が混在している。

・ダニ、ダニの死骸やフン
・カビ、細菌
・繊維くず
・人間の毛髪、フケ、皮膚片
・ペットの毛、フケ、皮膚片
・食べかす
・花粉、土や砂ぼこり、排気ガス、タバコの煙など

ハウスダストはほとんどが目に見えないため、きれいに掃除しているつもりでも意外とたまっていることも。家の中でハウスダストのたまりやすい場所を知ることは、効果的なハウスダスト対策の第一歩となる。

・寝室
・クローゼット、押入れ
・浴室、洗面所
・カーペットやラグ、畳
・カーテン、布製のソファ
・本棚
・照明カバーや家電製品の周り
・クッション、ぬいぐるみ

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