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【カブガールが行く】クロスカブで行く「青崩トンネル」貫通記念ツーリング

2023.11.05

2023年5月、日本の土木工事史に残る大きなニュースが耳に飛び込んできました。日本最難関の工事と言われていた『青崩トンネル(仮)』が、40年の時を経てついに貫通したというのです!

山や道に馴染みがなければ実感しにくいことですが、これは教科書に載ってもいいレベルの大事件です。

せっかくなので、工事途中の青崩峠を覗きにツーリングをしてみましょう。そしてトンネル貫通時のみ限定でゲットできる超レアアイテム、貫通石も受け取りに行っちゃいますよ!

日本一難しい青崩トンネル!?

2023年11月現在、国道152号線は車両通行不能区間のある『点線国道』と呼ばれる状況にあります。

静岡県浜松市天竜区~長野県飯田市南信濃付近を繋ぐ青崩峠は、工事区間のすぐ近くに大断層の中央構造線が通っている影響から地盤が緩く、これまで40年近くもトンネル工事が進まない状況が続いていました。一説には、日本最難関の土木工事と言われていたほど。

そして計画から40年ほどが経過した2023年5月。ついに貫通したのが、三遠南信道の東栄IC~鳳来峡ICにあたる青崩峠トンネル(仮)。只今トンネル工事の真っ最中で、開通まではあと2年ほどがかかる計画です。

現在国道152号線のう回路としては、すぐ隣に延びる県道365号線(兵越峠)が指定されています。峠越えには30分ほどがかかりますが、青崩トンネルが開通すれば、これがたったの数分で越えられるようになるのです。楽しみですね!

…ということで、やってきたのは静岡県浜松市天竜区。

「区」というと大都市内を細分するための行政区域ですが、青崩峠の入り口はご覧の通り、完全に山へと続いています。

工事関係者や観光客のためか、入り口付近は車を停められるほどの広さのスペースや公衆トイレが設置されていました。

トンネル貫通のニュースを聞いてか、筆者以外にも道マニアと思しき方が何人か訪れています。また道中には「足の神様」として信仰される足神神社や、名水「足神の水」が湧き出るスポットもあり、それを目当てに来ている年配の方も多いようです。

入り口から行き止まりまでは大体15分ほど。ひとたび峠へと入ると、10mも進まないうちに幅員が減少して車1台分ほどの狭道に。国道というよりも林道と言った方が近いような狭く険しい道が始まりました。

全体的にクロスカブであれば軽快に難なく走れる道ですが、車の場合は軽自動車でも恐怖を感じるかもしれません。特にすれ違いはほぼ不可能で、万が一対向車に出会ってしまったら、どちらかが広い場所までバックで戻ることになるでしょう。

「カブで良かった~!」と心の中でホッと一息つきながら、余裕しゃくしゃくとアクセルを回したのでした。

行き止まり付近まで来ると、道に木製の立ち入り禁止看板が立てられていました。この先は、車はもちろんバイクや自転車でも進むことができません。

もともとこの付近のルートは、静岡から長野へ向けて塩を運ぶ「塩の道」として使われていました。

塩の道は、歩行者向けの登山道としてまだ現役のよう。歩いて峠越えを目指す方は、登山届を提出の上楽しんでくださいね。

塩の入った重い荷物を担いでこんな山の中を歩いていたなんて、当時の方たちの体力や、恐るべし!

通行止めとなった先にもう少し未舗装路が続いているようだったので、興味本位で歩いて覗いてみたところ…すぐに丸ごと崩落していてビックリしちゃいました。いかに青崩峠付近の地盤が緩いかがわかりますね。

ちなみに反対側(長野側)の青崩峠の行き止まり箇所は、県道369号線(兵越峠)の途中にあります。

こちらは静岡側と違って駐車スペースや公衆トイレなどがなく、ヘアピンカーブの頂点にあります。見学の際は周りの車に気を付けてくださいね!

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