東京23区の新築戸建価格が5か月連続で下落、現在の平均価格は？

東京都（23区／都下）

23区の平均価格は6,716万円で前月比-0.9％と5カ月連続で下落した。また、前年同月比は-1.0％と35カ月ぶりに下落したが、これは5,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より+0.8ポイントと増加し、7,000万円以上の割合が合計で-1.9ポイントと減少したことが要因となっている。

都下の平均価格は4,774万円で前月比-0.1％と下落した。一方、前年同月比は+0.9％と上昇しているが、これは平均価格を超える5,000万円台以上の物件の占める割合が合計で前年同月より+5.7ポイントと増加したことが要因となっている。なお、上昇幅は8カ月連続の縮小となった。

神奈川県（横浜市・川崎市／他）

横浜市・川崎市の平均価格は5,285万円で前月比-0.5％と2カ月連続で下落した。一方、前年同月比は+2.7％と上昇しているが、これは3,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より-0.4ポイントと減少し、6,000万円以上の割合が+3.4ポイントと増加したことが要因となっている。

神奈川県他の平均価格は3,979万円で前月比は横ばいとなった。また、前年同月比も横ばいとなり、上昇幅は11カ月連続で縮小している。

埼玉県（さいたま市／他）

さいたま市の平均価格は4,409万円で前月比+0.3％と2カ月連続で上昇した。また、前年同月比は+0.3％と上昇しているが、これは平均価格を超える5,000万円台以上の物件の占める割合が合計で前年同月より+1.0ポイントと増加したことが要因となっている。

埼玉県他の平均価格は3,680万円で前月比は+0.1％と2カ月連続で上昇した。また、前年同月比は+3.0％と上昇し、前年同月超えは41カ月連続となっている。

千葉県（西部／他）

西部の平均価格は4,150万円で前月比-1.0％と2カ月連続で下落した。一方、前年同月比は+0.4％と上昇しているが、これは2,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より-0.6ポイントと減少し、5,000万円台以上の割合が合計で+2.6ポイントと増加したことが要因となっている。

千葉県他の平均価格は3,227万円で前月比-0.6％と4カ月連続で下落した。一方、前年同月比は+2.1％と上昇し、前年同月超えは23カ月連続となっている。

＜調査概要＞
不動産情報サービスのアットホーム株式会社（本社：東京都大田区代表取締役社長：鶴森康史）の不動産情報ネット
ワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボ株式会社に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものだ。
◆対象エリア
東京都（23区／都下）、神奈川県（横浜市・川崎市／他）、埼玉県（さいたま市／他）、千葉県（西部※／他）
※千葉県西部：柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市
◆対象データ
不動産情報サイトアットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建（所有権のみ・重複物件はユニーク化）
◆定義
本調査では、上記対象データの「1戸あたりの登録価格（売り希望価格）」を「価格」と表記している。

出典元：アットホーム調べ

構成／こじへい