日々変動する不動産価格。では、東京・神奈川・埼玉・千葉からなる首都圏における「新築戸建」の平均価格は現在いくらで、前月よりどの程度上下しているのだろうか?
不動産情報サービスのアットホームはこのほど、2023年9月の首都圏における「新築戸建」の価格動向を発表した。
本調査は、アットホームの不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボに調査・分析を委託したものだ。
首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)
首都圏全体の平均価格の前月比は2カ月連続で下落した。全8エリア中5エリアが前月比下落したが、中でも東京23区は5カ月連続、千葉県他は4カ月連続の下落となっている。
また、埼玉県(さいたま市/他)は前月比上昇したものの2017年1月以降最高額に届かず、最高額更新エリアは2カ月連続でゼロに。全体的に価格上昇の勢いは弱まっている。なお、東京23区の平均価格は2020年10月以来、35カ月ぶりに前年同月を下回った。