かつては、ネクタイや靴下といった紳士服用品を100均で買うことに抵抗感があった筆者。しかし今は、そうでもなくなっている。
理由として大きいのは、スーツスタイルで出歩く機会が減り、その方面のアイテムにこだわりがなくなったのが一つ。
もう一つは、100均のラインナップのクオリティが上がったことだ。もちろん、衣料専門店の商品と比較すると素材など見劣りするが、普段使っているぶんには申し分ない。
今回は、そのなかでも注目のダイソーの紳士用ベルトを、何点かピックアップして紹介する。
目次
110円とは思えないクオリティの「サイドステッチベルト」
定番的なブラウンのベルトで、説明には「どんな洋服やスーツ・革靴にも合い、紳士・学生用ベルトとしても選ばれる男性用ベルトです」とある。
確かに、ベルト全体の風合い、シングルピンのバックル、3.2cmのベルト幅と、非の打ち所がないほどオーソドックス感がある。
これで110円というのはびっくりだが、材質はもちろん革ではない。安価なポリウレタンが使われており、ヒビ割れなど劣化は早いのでその点は割り切る必要はある。
■商品詳細
商品名:サイドステッチベルト(110cm)
価格:110円
原産国:中国
材質:ポリウレタン、亜鉛合金
商品サイズ:幅3.2cm×長さ100cm×厚さ1cm
種類:105cm、110cm、115cm
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131640397
ビジネスの場でも問題なく使える「サイドステッチベルト」
商品名が上と同じだが、価格は3倍の330円となっている。「ビジネスに最適です」とあるとおり、スーツスタイルにマッチした風合い。
幅と厚みが若干スリムになっており、フォーマル度は増している(幅が広いほどカジュアルな印象となる)。ダークなスーツを着るなら、これがイチオシとなる。
■商品詳細
商品名:サイドステッチベルト
価格:330円
原産国:中国
材質:ポリウレタン、亜鉛合金
商品サイズ:幅3cm×長さ110cm×厚さ0.4cm
種類:ブラック、ブラウン
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131415254
幅広で存在感を増した「サイドステッチベルト」
これも同じ商品名だが、価格はさらに上がって550円。材質は同じポリウレタンなのに、どこが変わったのかといえば、その幅。0.5cm広い3.5cmとなっている。
たった0.5cmの違いだが、実は印象はがらりと変わる。バックルも一回り大きくなったのとあいまって、存在感のある作りとなっている。
ただ、最近の若い世代のスーツスタイルは、細いシルエットが流行り。その場合、この幅だと浮き上がってしまいがちなので注意。
■商品詳細
商品名:サイドステッチベルト
価格:550円
原産国:中国
材質:ポリウレタン、亜鉛合金
商品サイズ:幅3.5cm×長さ110cm×厚さ0.4cm
種類:ブラック、ブラウン、ダークブラウン(コゲ茶)
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131542974
悪目立ちしないカジュアルさがいい「メッシュベルト」
一方、こちらはカジュアルに振り切ったベルト。ダイソーではカジュアル系ベルトもそれなりの品揃えがあるが、これは色的にはおとなしいほう。
公式オンラインショップの説明では、「伸縮性のあるゴムで作られており」とあるが、実際の素材は合成繊維のポリエステル。伸縮性は確かにあり、体型に合わせやすい。
ベルト穴がないのは、メッシュの隙間にバックルのピンをさしこむ仕様なため。それでカジュアル感が余計に増してしまうが、ベルト穴の調整に悩む必要がないのはメリットともいえる。
■商品詳細
商品名:メッシュベルト
価格:550円
原産国:中国
材質:ポリエステル、亜鉛合金
商品サイズ:幅3.5cm×長さ107cm×厚さ0.5cm
種類:ブラック&グレー、ネイビー、チャコール
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131536386
撮影・文/鈴木拓也