秋といえば実りの季節だ。この時期に収穫される新米はつやが良く風味が際立ち、ふっくらと炊き上げれば、普段のおかずがいつも以上に美味しく感じるものだ。
そんな新米シーズンの到来を受けて、旅行情報誌「じゃらん」はこのほど、全国にある「お米の産地」をテーマにアンケートを実施し、その結果を発表した。
『じゃらん』お米県イメージランキング
1位に輝いたのは新潟県。農林水産省が発表した2022年の生産量でも1位の新潟県は、全国的に知られるブランド米『コシヒカリ』を有し、その地形や環境がお米作りに最適といわれている。続く2位は秋田県。バランスの良い味わいが魅力の『あきたこまち』も認知度の高い銘柄だ。
そのほか、ランキングに並ぶ道県はいずれも生産量トップクラスの産地。炊きたての白いごはんをそのまま味わうのももちろん、冷めてもおいしいのも魅力だ。全国各地で味わえる“ごはんのお供”と一緒に頬張るのもおすすめ。秋の味覚とおいしいごはんを求めて、旅に出てみるのはどうだろうか?
■1位:新潟県
日本一の生産量を誇る新潟県。「お米の産地」「お米といえば新潟!」といったコメントのほか、「魚沼産」などの産地や『コシヒカリ』などブランド名がズラリと並んだ。昼夜の寒暖差が大きいことや、越後山脈に囲まれ水が豊富な点もお米作りに適しているといわれている。独特の甘みと粘りがあり全国的にも広く知られた『コシヒカリ』により、お米県のイメージがしっかり定着しているようだ。
■2位:秋田県
『あきたこまち』のブランド名を挙げるコメントが並び、知名度の高さがうかがえる結果に。お米の年間生産量もベスト3に入る秋田県。『あきたこまち』は、つやがあり透明感が特徴でバランスの良い味わいが魅力だ。「スーパーで目にすることも多く身近な印象」という声が多く、地元のみならず広く知られている銘柄のようだ。
■3位:北海道
大自然に囲まれた北海道も全国有数のお米の産地。『ななつぼし』や『ゆめぴりか』など銘柄に関することから、「冷めてもおいしい」「テレビでよく見る」まで、幅広いコメントが並んだ。注目の品種『ゆめぴりか』は粘りが強く、濃厚な甘みが特徴で、そのまま味わうのがおすすめといわれている。
■4位:山形県
「冷たくキレイな水がある」「米といえば!」など米どころイメージが後押しした山形県。庄内平野は一大産地として知られ、生産量もトップクラス。必要条件や環境が揃い、昔から米作りが盛んな地域だ。『はえぬき』『雪若丸』などのブランド米が知られる中、「食べるとお米の甘みが広がる」という『つや姫』に関するコメントも見られた。
■5位:宮城県
寒暖差がおいしいお米作りに適しているとされる宮城県。「有名」「よく食べる」との声がズラリと並んだ。さまざまなブランド米を有する宮城県だが、『ササニシキ』『ひとめぼれ』『つや姫』といったブランド名が多数寄せられたのも特徴だ。
出典元:じゃらんニュース(リクルート)
構成/こじへい