音楽再生アプリとは?
定額制音楽配信サービスや楽曲のダウンロード販売が主流になりつつある今、スマホで音楽を聴くという方が多いと思います。
そんな時、ストリーミングサービス上にある音楽と、直接デバイスに取り込んだ音楽ファイルを一元管理したり、イコライザー機能で好みのサウンドを作れたらもっと快適に音楽を聴くことができるはず。
今回は、そんな願いをかなえてくれる音楽再生アプリをご紹介します。
音楽再生アプリは無料?
定額制音楽配信サービスは毎月1000円程度支払って利用するものが多いですが、音楽再生アプリは機能に制限はあるものの基本は無料で利用できるものが多いです。機能拡張のためのアプリ内課金や有料プランの料金については、100円〜2000円程度のものまで幅広くなっています。
音楽再生アプリはバックグラウンド再生もできる?
今回ご紹介する音楽再生アプリはバックグラウンド再生にも対応しています。音楽を聴いている時にWebブラウザやほかのアプリを開いても、音楽再生は止まりません。
iPhone(iOS)、Android対応の音楽再生アプリおすすめ3選
音楽再生アプリは、基本的な音質調整やプレイリスト作成機能などを備えつつ、ライブラリに特化したものや、音質向上に特化したものなど様々です。
Android対応のライブラリ管理に特化した音楽再生アプリ『Pulsar』
『Pulsar』は広告なしのAndroid対応オフライン音楽プレーヤーです。デバイス内に保存している音楽ファイルをアプリ上でアルバム、アーティスト、フォルダなどのジャンルごとにライブラリ管理することに特化しています。また、検索機能、歌詞の表示、プレイリスト作成、再生速度の調整、スリープタイマー、音量バランス調整、ギャップレス再生、Chromecast対応、音声コマンドなど、多彩な機能を搭載していることから、非常に人気の高い音楽再生アプリです。
音楽ファイルをライブラリ管理する際に便利なアルバムアートワークやアーティスト写真の自動ダウンロードも可能なため、デバイス内で音楽ファイルが把握できないほどに増えてしまった方や、ファイルの状態ではなんとなく味気ないと感じる方におすすめです。UIも非常にリッチなデザインで、お好みの色鮮やかなテーマを設定することができます。
・対応ファイルフォーマット:MP3 / AAC / FLAC / OGG / WAVなど
・イコライザー機能:○(有料)
【参考】Pulsar
各種クラウドサービスから音楽をストリーミングできる『CloudBeats Music Player』
音楽ファイルをシンプルに管理したい人におすすめの『CloudBeats Music Player』は、デバイス内の音源をはじめ、Dropbox、Google Drive、OneDrive、Box、などの各種クラウドサービス上にある音楽ファイルを一元管理できます。アプリを介することで、デバイスにデータを保存せずクラウド上の音楽を再生できるため、ストレージ容量を大幅に節約できます。
また、幅広いファイルフォーマットに対応しているため、各ファイルのフォーマットが異なっていてもほとんどの音楽を再生することができます。無料プランの場合、連携できるクラウドは1つのみですが、有料プランでは連携できるクラウドが複数になるほか、各種クラウド上のファイルを『CloudBeats Music Player』にダウンロードすることで、オフライン再生が可能になります。外出先で音楽を聴く際にデータ通信量が気になる方は、外出前に一時的に音楽ファイルをダウンロードして、後日削除するという使い方もできます。
プレイリストの作成、再生速度の調整、スリープタイマー、再生中の楽曲の必要な部分をブックマークするといった機能が備わっているため、シンプルですが使いやすいアプリです。
・対応ファイルフォーマット:mp3、m4a、wav、ロスレスのFLACとALACなど
【参考】Android版『CloudBeats』
【参考】iOS版『CloudBeats』
自分好みのサウンドを楽しみたい方に『Onkyo HF Player』
オーディオメーカー「オンキヨー」のAndroidd/iOSデバイスを高品位なミュージックプレイヤーにするアプリ。ハイレゾ対応のスマートフォンを使用すると、ハイレゾ音源の再生が可能です。
より良い音質で音楽を再生したい時に、ハイレゾ音源を購入するというのも選択肢の一つですが、最大1万6384バンドのグラフィックイコライザーでMP3やAACなどの一般的なファイルフォーマットの楽曲を高音質で再生することも可能です。
また、定額制音楽ストリーミングサービス『AWA』との提携により、デバイス内に保存している通常音源やハイレゾ音源と、ストリーミング音源を混同させたプレイリスを作成することも可能です。
【参考】Android版『Onkyo HF Player』の主な機能
・対応ファイルフォーマット:
MP3/AAC(~48kHz)
DSF/DSDIFF(2.8MHz/5.6MHz/11.2MHz、DoP/PCM変換)
FLAC/ALAC/WAV/AIFF(~384kHz), OggVorbis(~192kHz)
※DRM で保護されていないファイルに限ります。
※OTGホストケーブルによるUSB DACの接続で出力できるサンプリング周波数については、DACの仕様に依存します。
※88.2kHz以上は、Android端末の仕様により、44.1kHzまたは48kHzにダウンサンプリングされます。
・提携音楽ストリーミングサービス:『AWA』
・グラフィックイコライザー機能:○(EQ設定の保存可)
・アップサンプリング機能:○ (ON/OFF対応)最大192kHz
・プレイリスト作成:○
・歌詞表示機能:○(対応曲数250万曲以上)
・ローカルファイルの読み込み:○
ハイレゾ再生アプリ『NePLAYER』(有料アプリ)
『NePLAYER』はハイレゾ再生に特化したアプリです。ハイレゾ配信サイトで購入済みのハイレゾ音源を直接ダウンロードできるのはもちろんのこと、特筆すべきは、Apple Musicと連携可能なことです。Apple Music上でプレイリストに登録した曲を『NePLAYER』上に表示しストリーミング再生できるため、iPhoneでApple Musicを楽しんでいるユーザーにとって、非常に活用しやすいアプリとなっています。
ハイレゾ再生以外にもサラウンド機能やイコライザー、音声アップサンプリング機能などを搭載し、今ある通常音源を自分好みにカスタマイズも可能です。
iOS版『NePLAYER』の主な機能は以下の通りです。
対応ファイルフォーマット:
・DSD(.dff.dsf)(1bit/~11.2MHz)
・ALAC(~32bit/~384kHz)
・FLAC(~32bit/~384kHz)
・WAV(~32bit/~384kHz)
・MP3/AAC/HE-AAC(~16bit/~320kbps)
※DACへの出力はDACのスペックに合わせたサンプリングレートで出力されます。
※DRMで保護されたオーディオファイルの再生はできません。
【対応OS】
iOS11以降/watchOS3.0以降
※iOSは常に最新バージョンでのご使用を推奨いたします。
・対応音楽ストリーミングサービス:『Apple Music』
・イコライザー機能:○(EQ設定の保存可)
・アップサンプリング機能:○ (ON/OFF対応)最大96kHz
・プレイリスト作成:○(high Resoライブラリのみ)
・歌詞表示機能:○
・ローカルファイルの読み込み:○
・購入済み音源のダウンロード機能:○「mora」「e-onkyo music」「OTOTOY」
iOS版およびAndroid版『NePLAYER』の詳細については以下のリンクをご覧ください。
【参考】NePLYEER
※ハイレゾ音源を再生するには、ハイレゾ対応のスマートフォンもしくは、ハイレゾ対応USB DACやポータブルアンプと併せてハイレゾ対応スピーカー、ヘッドホン、イヤホンのいずれかが必要です。
以上、音楽再生アプリをご紹介しました。
デバイス内の音楽ファイルを1つにまとめたい方やスマホを高品位のプレイヤーとして使用したい方は、音楽再生アプリを活用してみてはいかがでしょうか。
※データは2023年10月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/サヨサモコ