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電子顕微鏡から人工衛星まで!「Canon EXPO 2023」で示した何でも撮れるキヤノンの技術力

2023.11.05

ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所 キヤノンの技術力を大展示「Canon EXPO 2023」

8年ぶりに開催された最新技術の博覧会

キヤノンが8年ぶりに開催した「Canon EXPO 2023」に訪れて同社が光学機器だけでなく、撮像素子も含めて撮影のプロであること実感した。中でも私が興味を惹かれたのは宇宙とミクロの世界である。今まで見えなかったものを見せてくれるキヤノンの技術力の一部をご紹介したい。

2基の超小型人工衛星を運用中

キヤノン電子は2017年と2020年に地球観察用人工衛星を軌道上に打ち上げて、現在も2個の衛星が地球の周りを回っている。この衛星に搭載されているのが、EOS 5D MKIIIと400mm反射望遠レンズの組み合わせで、高度500kmの上空から自動車の種類を識別できる地上解像度0.84mを誇る。さらに広域用にPowerShotS110も搭載、超高感度カメラも積まれている。人工衛星の部品の90%はキヤノン電子製で、組み立ても同社でおこなわれている。宇宙に行ったカメラと言えばNASAが認めた銀塩写真時代のNikonFシリーズが頭に浮かぶが、Canonはカスタマイズなしの量産モデルをそのまま宇宙空間で使っているのだ。

左が2017年の1号機「CE-SAT1」、右が2号機「CE-SAT-IIB」

奥が400mm反射望遠レンズとEOS 5D MKIII、手前が200mm反射望遠レンズとEOS M100の組み合わせ

人工衛星の姿勢を測定するためのセンサー類もキヤノン電子製である

「CE-SAT-IIB」に搭載された超高感度カメラで撮影されたリオデジャネイロ夜景。今まで都市の夜景を鮮明に撮ることは困難だった

TMT国際天文台に使われる直径30mの主鏡セグメントの製作も担当。492枚のセグメントを組み合わせて主鏡を構成する

ハワイ島マウナケア山頂に建設予定のTMT国際天文台の模型

地球観測用衛星用の非球面ミラーの原寸大モックアップ

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