中国・深圳に本社を置くSOUNDPEATSは、最大45dBのノイズ低減が可能な適応型アクティブノイズキャンセリングに加え、ロスレスコーデック「aptX Lossless」をサポートしたカナル型完全ワイヤレスイヤホン「Air4 Pro」を発売した。
希望小売価格は8480円(税込)。その主な特徴は以下のとおり。
最大45dBのアダプティブANCを搭載
ノイズキャンセリング機能として、適応型アクティブノイズキャンセリング機能(アダプティブANC)を導入。
イヤホンの装着状態やユーザーの耳の形状を自動検出して、ノイズキャンセルのパフォーマンスを最適化できるため、歩いているときにイヤホンが緩んでも、強く押し込んだり装着し直したりする必要がない。
ノイズ低減レベルは最大45dBと、街中の喧騒や電車や自動車の走行音や飛行機のジェット音も気にならなくなるレベルだ。イヤホンを装着したまま周囲の音がわかる、外音取り込み機能もサポートしている。
■独自開発のバイオセルロース複合振動板
Air4 Proの大口径φ13mmドライバーには、独自開発のバイオセルロース複合振動板を搭載している。
バイオセルロースにパルプ繊維、PU材料という特性が異なる3種類の素材を組み合わせることにより、硬さと軽さ、内部損失の少なさを兼ね備えた振動板を実現。
厚みのある低音域と清冽な中音域、広々としたサウンドステージを忠実に描写する。
「aptX Adaptive」に対応、最大96kHz/24bitの再生が可能
Bluetooth SoCにQualcommの高性能チップ「QCC3071」を採用。Qualcommが提唱するサウンドプラットフォーム「SnapDragon Sound」に対応した。
音質や接続安定性、低遅延といったオーディオ再生に重要な基本性能が向上するほか、最大96kHz/24bitというハイレゾ品質の再生能力に加え、CD品質44.1kHz/16bitのロスレス再生も可能になった(※)。
※:送信側にも同じくSnapDragon Soundに対応するQualcomm Snapdragon 8 Gen 1 / 8+ Gen 1 / 8 Gen 2 以降を搭載した端末が必要です。
このロスレスコーデック「aptX Lossless」はaptX Adaptiveの拡張機能であり、安定した無線環境下であれば自動的に最大44.1kHz/16bit(約1.1~1.2Mbps)のCD音質でロスレス伝送を実施、
通信が不安定なときには接続性を優先してビットレートを下げ音途切れを最小限に抑える。
■aptX Voice搭載で高品質な音声通話を実現
片側3基、左右計6基の高性能マイクを搭載。うち2基は音声通話専用マイクとして確保され、音声通話時に発信者の声をクリアにするcVc 通話ノイズキャンセリング技術により音声通話品質の向上も図っている。
さらにイヤホンを左右片側だけで利用できる片耳モードにも対応しているため、長引きがちなテレビ会議のストレスを軽減できる。
■マルチポイント接続に対応
Bluetoothのマルチポイント接続に対応、1台のAir4 Proを2台の親機(トランスミッター/送信側)と同時接続が可能だ。
パソコンとスマートフォンを利用しているとき、両方に接続していれば、突然パソコン側でビデオ会議が始まったとしても、スマートフォン側の音楽再生を停止しパソコンにつなぎ替える必要がない。
■10バンドEQ機能搭載の専用アプリで音質カスタマイズ
10バンドEQ機能搭載・iOS/Android OS対応の専用アプリ「SOUNDPEATS」を利用すると、Air4 Proのサウンドを好みで調整できる。
例えば低域を強調したい、高域を抑え気味にしたい、といった繊細な音質カスタマイズの要望に対応。ファームウェアアップデートなど、本製品を長く利用するためにも役立つ。
Air4 Proの主な仕様
関連情報
https://jp.soundpeats.com/products/air4pro
構成/清水眞希