最近の家電は自動化が進み、大半のことは任せられるが、それでも故障やトラブルはつきもの。そんな時にも慌てないメンテのコツ、さらには知っていると便利なアプリなどについてまとめた。
ペーパーレス化でスッキリ!
捨てられなかった紙のトリセツを一括管理する方法があった!
掃除をしていてすでに廃棄した家電の取扱説明書が大量に〝発掘〟されたり、家電に不具合が生じて慌てて取扱説明書を探すものの、見つけ出せず、ネットをウロウロ……なんていう経験は誰しもあるもの。とはいえ、紙のトリセツをすべて保管するとなると場所もとるし、管理も大変だ。そんな時に重宝するのが複数の家電製品を一括管理してくれるアプリ「トリセツ」。製品の型番、またはバーコードを読み取って登録しておくと、製品情報ページから取扱説明書をはじめメーカー公式サイト、FAQなど網羅的に参照できるほか、製品の購入日や事前アラート付きの保証期限の入力により、購入製品のライフサイクル管理も可能。今年の年末大掃除では、このアプリを使って家電トリセツのスリム化を実行してみてはいかがだろう。
自分で調べても取扱説明書を見てもわからない時、サポートボタンからアドバイザーにダイレクトにつながる便利な相談サービス。現在はβ版の運用中。
登録した家電は製品画像とともに一覧表示される(右)。さらに商品をタップすると取扱説明書やメーカー情報が取得でき、購入情報の登録も可能だ(左)。
自分で解決できるかも?
故障と間違えやすい洗濯機のトラブル事例と対処法
洗濯機の使用中に異音がしたり、水漏れがあると故障を疑い、不安になるもの。だが実は、メーカー修理を依頼しなくとも改善できるケースがある。まずは以下をチェック!
トラブル(1)給水スピードが遅い
洗濯機の給水弁のフィルターにゴミが詰まっているのが原因かも。この場合、使い古しの歯ブラシやピンセットなどで清掃することで、元に戻る可能性があるため、お試しを。また、蛇口がきちんと開かれていない場合も考えられるので、こちらも確認したい。
トラブル(2)水漏れする
[対処法1]接続部チェック
蛇口や給水ホース、ニップル(蛇口とホースをつなぐ部品)から水が漏れている場合、洗濯機本体ではなく、手前の接続部分に問題があることが多い。ここが緩みなく接続されているか確認を。また、排水口が詰まっている可能性もあるので、併せてチェック!
[対処法2]洗剤ケースとゴミ取りフィルターも確認
洗剤ケース内で洗剤が固まると、洗濯槽に送られる水がせき止められ、ケースから水が逆流することがある。このような場合、洗剤ケースを取り出し、歯ブラシなどで汚れを取る。また、洗濯槽内のゴミ取りフィルターにゴミがたまると、槽内から水が排出されにくくなるので、フィルターの定期的な掃除も忘れずに。
トラブル(3)脱水時だけ、異音がする
この場合、脱水槽が周囲の壁にぶつかっている可能性がある。原因となりそうなのが、洗濯機の四隅で洗濯槽を吊り下げている〝吊り棒〟。破損すると脱水槽のバランスが崩れてしまうので、交換することで改善することも。自分で交換も可能だが、洗濯機の操作パネルや上ブタを外す必要があるため、プロに依頼するのがおすすめだ。