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つい頑張りすぎてしまう人ほど要注意!更年期障害になりやすい男性の傾向と対策

2023.10.30

「更年期障害」と聞くと、多くの方が女性の症状を思い浮かべるかもしれません。しかし、男性にも実は更年期障害が存在します。女性とは異なり、男性の場合、症状は徐々に現れるため、気づきにくいことが特徴的です。この記事では、この「男性の更年期障害」に焦点を当て、詳しく掘り下げていきます。

更年期障害の概要と主な症状

更年期障害は、中年期に生じるホルモンバランスの変化が原因となる症状のことを指します。男性の場合、主にテストステロンの低下が関係しており、以下のような症状が現れます。

• 睡眠障害
• 疲れやすさ、体力の低下
• 性的な興味・欲求の低下
• 頻尿や体型の変化(特に中央部の肥満)
• 精神的な症状(不安や抑うつ、イライラ、集中力の低下など)

テストステロンは男性ホルモンとして知られるステロイドホルモンであり、男性の性的特徴や性欲、筋肉の成長や骨密度、さらには心の健康や集中力にも影響を与える非常に重要なホルモンです。しかしながら、このテストステロンのレベルは様々な要因によって低下することがあります。以下、主な原因を挙げて解説します。

1.加齢:男性は30代から40代をピークにして徐々にテストステロンの分泌が減少し始め、特に50代以降でその低下が顕著となることが多いです。

2.生活習慣:喫煙や過度なアルコール摂取、不規則な生活や過度なストレス、不足な睡眠、不健康な食生活などの生活習慣がテストステロンの低下を招くことが知られています。

3.肥満:体脂肪の増加はテストステロンの分泌を抑制する効果があるとされ、肥満の男性はテストステロンのレベルが低下しやすいことが知られています。

女性の更年期障害との違い

女性の更年期障害は主にエストロゲンの低下に関連しており、ホットフラッシュや生理不順、骨密度の低下などの症状が出現することが一般的です。対照的に男性はテストステロンの低下に起因する症状が中心となります。女性の更年期障害は症状が急に現われるのに対し、男性では徐々に現われるのも特徴で、人によっては数年単位で症状に悩まされることもあります。

また、症状としては憂うつ・イライラ・不眠といった精神症状が現われやすい傾向があります。 他に、疲労感・ほてり・発汗・しびれなどがあげられます。女性にはそれほどみられない、性機能の低下を伴う場合も多くあります。

更年期障害になりやすい人、なりにくい人

更年期障害は、生活習慣やストレス、遺伝など様々な要因に影響されると言われています。特に以下の特徴を持つ人は注意が必要です。

• 高いストレスを持続的に感じている
• 責任感が強く、完璧を求める性格
• 自分の感情を抑え込む傾向
• 不規則な生活習慣を持っている
• 喫煙や過度な飲酒をしている
• 家族に更年期障害の経験者がいる

「頑張りすぎる人ほど男性更年期になりやすい」

社会での役割やプレッシャー、さらには自己の期待に応えようと、日々精一杯働く男性たち。そのような「頑張り屋さん」ほど、男性更年期のリスクが高まると言われていますが、実際のところ、どうしてでしょうか。

まず、頑張りすぎる人というのは、日常的に多くのストレスを抱えがちです。業務上のプレッシャーや人間関係のトラブル、家庭の問題など、様々な負担を一身に受け止める傾向があります。このような継続的なストレスは、体内のテストステロンの分泌を抑制する要因となり、更年期の症状を引き起こす可能性が高まります。

さらに、頑張りすぎることで生じる「睡眠不足」や「過度な疲労」も、ホルモンバランスを乱す大きな要因となります。良質な睡眠は、テストステロンの分泌をサポートする重要な要素です。しかし、頑張り屋さんは、しばしば深夜まで仕事をして適切な休息を取らず、その結果、テストステロンの低下を招くことがあるのです。

また、頑張りすぎる人は、自分の体のサインを無視しがち。初めのうちは軽微な疲れや不調を感じても、それを「忙しいから」として見過ごし、無理を続ける傾向があります。しかし、体のサインを放置してしまうと、長期的には更年期の症状が顕著に現れるリスクが増大します。

結論として、頑張りすぎる男性は、その姿勢が更年期のリスクを高める可能性があることを認識することが大切です。定期的な健康診断やライフスタイルの見直し、ストレスの適切な管理といった、予防策を講じることで、健やかな日常を維持する手助けとなるでしょう。

逆に、次のような特徴を持っている人は、更年期になりにくいと言えるでしょう。

1. バランスの良い食生活を心掛けている

更年期になりにくい人は、バランスの良い食事をとることで、体の必要な栄養素を摂取しています。特に、亜鉛やビタミンD、オメガ3脂肪酸を含む魚、野菜、果物、全粒穀物などを積極的に摂ることで、ホルモンバランスを整えるサポートをしています。

2. 定期的に運動をしている

適度な運動は、体の代謝を高め、ストレスの解消や心身のリフレッシュにも繋がります。更年期のリスクを低く保つために、定期的な運動習慣がある人は、そのリスクを抑える傾向があります。特に筋力トレーニングはテストステロンを高めるのに効果的と言われています。

3. ストレスマネジメントが得意

ストレスは、ホルモンバランスを乱す大きな要因となります。更年期になりにくい人は、ストレスの原因を取り除く、またはストレスに対する対処法を身につけていることが多いです。

4. 良好な人間関係を築いている

人間関係のストレスや孤立は、心身の健康を損なう要因となります。対照的に、サポートィブな関係を持つことは、精神的な安定やポジティブな気持ちを保つのに役立ちます。

5. 趣味やリラクゼーションの時間を持っている

日常の生活の中で、リラックスする時間や自分の好きなことをする時間を持っている人は、精神的なストレスを低く保つことができます。

6. 適切な休息と睡眠を確保している

睡眠は体の回復やリセットの時間です。質の良い睡眠を確保することは、ホルモンのバランスを整える上で非常に重要です。

3つ以上当てはまったら要注意!簡易チェックリスト

男性更年期障害の症状は個人差があり、一人ひとり異なる表れ方をします。しかし、いくつかの典型的な症状が知られています。以下のチェックリストは、男性更年期障害の可能性を簡易的に判断するためのものです。当てはまる項目が3つ以上あれば、男性更年期障害の疑いが強まるとされています。その場合、専門家の診察を受けることをおすすめします。

1. 朝の勃起が少なくなった、または性欲の低下を感じる。
2. 疲れやすく、日常の仕事や活動に対する意欲が低下している。
3. 睡眠の質が悪く、中途覚醒や早朝覚醒がある。
4. 体重の増加や筋肉量の減少を感じる。
5. 忘れっぽくなった、集中力が散漫になったと感じる。
6. ほてりや多汗、または寒さを感じることが増えた。
7. 気分の浮き沈みが激しい、或いはイライラしやすくなった。
8. 自分に自信が持てなくなった、または将来に対する不安を感じることが増えた。
9. 身体的な不調や痛み、違和感を感じることが増えた。
10. アルコールやタバコの量が増えた。

これらの症状のいくつかは、生活習慣やストレス、他の健康問題に起因することもあります。しかし、3つ以上の症状が当てはまる場合、男性ホルモンの低下や男性更年期障害の可能性が考えられます。自身の身体や精神の変化を感じた場合は、早めの対応が重要です。定期的な健康診断や、更年期障害に詳しい専門家の診察を受けることで、適切なケアやサポートを受けられるでしょう。

もしも自分が更年期障害だと感じたら…

まず、専門家の意見を求めることをおすすめします。今の症状が更年期によるものなのかを、ホルモン検査や問診から診断してもらった上で、症状に合わせた治療やカウンセリングを行い、生活の質を向上させる手助けを受けることができます。男性更年期障害の治療である、テストステロン補充療法では、早い人では当日から、一般的には数カ月で症状の改善がみられます。

また、日常生活の中での工夫やサポートも大切です。適切な休息、バランスの良い食事、ストレスの発散方法など、少しずつ生活習慣を見直してみましょう。

文/中村有吾

オトコノクリニック院長/なかむら産業医療コンサルティング事務所代表産業医。1989年埼玉県生まれ。筑波大学医学類を卒業し初期研修を終了後、大学病院で医師になるも過酷な労働環境のため体調を崩す。その経験から「健康的に働くことの難しさや大切さ」を再認識するようになり、働く人の健康をサポートする産業医へ転向。2018年には、なかむら産業医療コンサルティング事務所を立ち上げ、これまでに担当した従業員は3000人を超える。また産業医として活動する中で、更年期障害に悩む男性が多いことに気付き、抗加齢医学認定医とテストステロン治療認定医を取得。2023年10月に日本初の男性更年期障害専門クリニック「オトコノクリニック」を開業。


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