ミュージシャンの多様なニーズに応えるための多目的ギターが誕生
フェンダーから、伝統的なアコースティックスタイルを継承しながら、最新のテクノロジーと仕様を取り入れたアコースティックギターの新シリーズ『Highwayシリーズ』が発売された。
クラシックで豊かなレゾナンスを提供するドレッドノートボディと、コンパクトなパーラーボディの二つのモデルをラインアップ。それぞれNaturalとMahoganyをトップ材に採用した2つのオプションも用意されている。
想定される店頭販売価格はHighway Series Dreadnought、Highway Series Parlorのいずれも14万3000円(税込)。
歴史的にアコースティックギターは、大きくかさばるボディ形状が特徴だったが、『Highway シリーズ』は、この業界の標準を覆し、フェンダーの革新的な歴史からインスピレーションを得てアコースティックギターの体験を新たに定義するモデルだ。
本シリーズの根底にあるのは、現代のミュージシャンの多様なニーズに応えるための多目的なギターであること。
同社では「この革新的で入念に作られたギターは、アーティストがステージで活用する方法を合理化し、卓越した汎用性を提供すると同時に、曲作りの過程でミュージシャンに本シリーズの独自のユニークなアドバンテージを提供します」と説明している。
■独自のマグネティックFluence Coreピックアップを搭載
さらに、独自のマグネティックFluence Coreピックアップが搭載されており、プレイヤーはいつでもアンプに接続することができる。
また、薄型シルエットと完全に統合されたピックアップシステムにより、アコースティックギターを演奏している際に起こりがちなハウリングを心配する必要もない。
これらすべての要素が、現代のパフォーマーに対して一貫性、予測性、そして実証済みの確かなサウンドを提供する一本のアコースティックギターに組み込まれているのだ。
Highway Series Dreadnought (All-Mahogany)
本シリーズのドレッドノートモデルは、ソリッドシトカスプルースまたはマホガニートップをフルチェンバー加工のマホガニーボディにはめ込んでいる。
テーパー加工されたフローティングXブレーシングや独創的な内部構造で設計され、驚くべきレゾナンスとダイナミクスで有機的なトーンを生み出すという。
Fishman Fluence Acousticピックアップシステムは、エレガントなカーブを描くマグネティックFluence Coreピックアップを革新的なオールアナログテクノロジーと組み合わせ、音のリアルさ、透明感、ハウリングに対する耐性を備えたピュアで真に音楽的なトーンをアンプから提供する。
Highway Series Parlor (Natural)
パーラーモデルは魅力的な機能と最適化されたデザインはそのままに、よりコンパクトで外出の多いギタリストに最適だ。
今回の発売に際して、FMIC Acoustics & Squier 製品担当バイスプレジデントのビリー・マルティネス氏は、次のように語っている。
「Highwayシリーズは、アコースティックギター業界において大胆な一歩を踏み出し、ミュージシャンに新たな音響探求と自己表現の手段を提供します。
このモデルは、際立った特徴がいくつもありますが、その中でも、Fishmanと提携し、素晴らしい演奏体験を提供するために彼らの最先端のエレクトロニック ピックアップ テクノロジーであるFishman Fluence Acousticピックアップをネックエンドに装着することで伝統的なアコースティックギターの領域に導入し、丹念に作り上げたことが大きな特徴です。
Highway シリーズは、ギターのデザインと製造の限界を押し広げるという私たちの献身の証なのです」
関連情報
https://www.fender.com/ja-JP/highway-series.html
構成/清水眞希