本州の最西端に位置する山口県。県土面積の約7割を森林が占め、瀬戸内海と日本海に面した自然豊かな同県において、居住者からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とは、いったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<山口県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<山口県版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、山口県に居住する20歳以上の男女合計7,730名を対象に集計したものだ。
街の住みここちランキング、1位は4年連続で下松市、2位は玖珂郡和木町、3位は2年連続で下関市
街の住みここちランキングにおいて、1位は4年連続で下松市となった。下松市は、近隣の周南市や光市を含む周南広域都市圏における中心地で、瀬戸内海に面する臨海工業都市だ。複合商業施設「ゆめタウン下松」をはじめ、多くの大型商業施設や、銀行・病院・図書館など生活に必要な施設が揃っている。
2位は初ランクインの玖珂郡和木町。玖珂郡和木町は、広島県との県境に位置し、岩国市に隣接している県内で最も面積の小さい自治体だ。2008年に山陽本線の和木駅が開業、駅の東側には町の主要産業である重化学工業、西側にはスーパーや町役場がある。
住みたい街ランキング、1位は3年連続で福岡市、2位は2年連続で東京23区、3位は3年連続で広島市
住みたい街ランキングにおいて、福岡市が4.3%の高い得票率で、3年連続1位に輝いた。2位は2年連続で東京23区、3位は3年連続で広島市となった。4位は下関市、5位には街の住みここちランキングで1位の下松市が、それぞれ新たにランクインしている。
また「住みたい街が特にない」が51.9%、「今住んでいる街に住み続けたい」が18.9%で合計70.8%となり、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する人が多い結果となっている。
このほか、街の住みここちランキング自治体TOP9および因子別順位は以下の結果となった。
構成/こじへい