日産自動車は、新たな車中泊のカタチを提案するモデルである「キャラバン MYROOM」を発表するとともに、期間限定の特別仕様車である「キャラバン MYROOM Launch edition」の注文受付を開始した。この特別仕様車は、「キャラバン MYROOM」の魅力を最大限体感できる、MYROOM専用オプションを標準装備する。なお、Launch editionのデリバリーは2024年2月以降を予定している。
「キャラバンMYROOM」は、今年で誕生50周年を迎えた「キャラバン」をベースに、日常生活に追われる中で非日常を感じ、自然に触れて安らげる空間がほしいユーザーに向け、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んで、リラックス(憩うこと)ができるクルマとして開発したモデルで、これまでにない新たなカテゴリーのクルマを目指した。
インテリアには木目をふんだんに使うことで「クルマの内装感」を徹底的に消し、シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣を実現している。ベッドとテーブルを組み合わせることで、リビングルームモードやベッドルームモード、ダイニングルームモードと、車内を自在にアレンジすることが可能となっている。
「キャラバン MYROOM Launch edition」の特長
2列目の2 in 1シートは、用途に合わせて簡単にシートをアレンジすることが可能。自動車業界初となる、シート表裏で硬さが異なるクッションパッド構造を採用した本シートは、乗車移動時には程よい硬さで乗り心地を追求し、駐車時に後部座席側に反転させて使用する際には、柔らかなソファーのような座り心地を提供する。バックドアを開ければ、車内で自然の景色を楽しみながらくつろぐことができる。
さらに車中泊用のベッドは、折りたたみベッド、MYROOM跳ね上げベッドの2つのパターンから選択できる。どちらもヘリンボーン生地を使用し、シンプルながらもリッチなクオリティを表現している。MYROOM跳ね上げベッドは、ワンアクションでベッド展開をすることができ、手を放してもしなやかに倒れてきて、手を挟むことなくベッドにすることができる。折りたたみベッドは2分割になっているため、自由なアレンジが可能となっている。
スライドテーブルは、好きな位置で固定したり、取り外したりすることができ、用途に合わせた活用が可能となっている。2 in 1シートやスライドテーブルを活用することで、まるで部屋にいるかのようなリラックスした時間を過ごすことができる。
エクステリアは、ブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなど、専用パーツを揃えることで外観の印象を引き締め、MYROOMのオリジナルな雰囲気を演出している。リヤクォーターウインドウとバックドアにはMYROOM専用ステッカーを用意した。ボディカラーは同モデルの専用色であるサンドベージュ/ホワイトの2トーンを始め、4色をラインアップした。
そして、電気自動車「日産リーフ」で使用されていたバッテリーを再利用して開発した「ポータブルバッテリー from LEAF」(ディーラーオプション)からMYROOMに給電することで、電源のない場所においても、車内のAC 100V電源を活用でき、部屋と同じように過ごすことができる。
なおLaunch editionには、車内カーテン、ウッドブラインド、AC 100V電源、スポット照明付きの木目調ルーフパネル、ロールスクリーン、ルーフサイド間接照明が標準装備となる。また、カーテンと同じ生地で制作した「キャラバン MYROOM」オリジナルクッションも付属している。
【メーカー希望小売価格】
関連情報:https://www.nissan.co.jp/
構成/土屋嘉久