乾燥肌や敏感肌の人は、なるべく肌に負担なくメイクを落としたいもの。そんな人に、クリームタイプのクレンジングは選択肢のひとつです。そこで使い方や選ぶ時の注意点についてご紹介します。
クレンジングクリームとは? どのような特徴がある??
クレンジングクリームにはどのような特徴があるのでしょうか。「肌ナチュール」を例にご説明します。
クリームタイプのクレンジングは、テクスチャーに厚みがあり、メイクと馴染ませる時にクッションのような役割を果たし、肌への摩擦を抑えやすいです。
油分を多く含み、肌が必要とする潤いや油分を落としすぎる心配が少ないため、肌が乾燥しやすい時期にも使いやすいクレンジングです。
クレンジングクリームの使い方のポイント
まずは肌になじませる前に、クリームを手のひらでしっかり温めます。柔らかくなるまで温めると、水分が蒸発して、油分が表面に出てきて水分と油分が逆転する、いわゆる〝転相〟しやすい状態になります。
転相するとメイクとのなじみがアップ。肌への摩擦が抑えられ、クレンジング時間の短縮にもつながるはず。
洗い流す時は〝ぬるま湯〟で
水で洗い流すと、クリームが固まりやすくなり肌に残りがち。なので、ぬるま湯(30~32度程度)で洗い流すのがおすすめです。
洗い流すだけではしっかり落とせないと感じる場合は、洗い流す前にティッシュなどで拭き取ってから洗い流す方法を試してみてください。拭き取りは、ティッシュを顔に乗せて、軽く抑えてクリームを吸わせるようにして拭き取ります。
クレンジングの〝転相〟って何?
転相とは、手や肌の温度によって水分が蒸発し、包まれていた油分が表面に出てきて水分と油分が逆転することです。
表面に出てきた油分によって、メイクや余分な皮脂となじみ、浮かせて落とすことができます。
【参考】肌ナチュール|正しいクレンジング方法で理想のツヤ肌へ!基本と6タイプ別の使い方
クレンジングクリームが乾燥の時期や敏感肌に優しい理由とは? おすすめの肌質は何??
クレンジングクリームは、洗浄成分である界面活性剤と油分のバランスが良いので、必要以上に皮脂を落としすぎる心配が少ないです。また、うるおい成分を配合しているタイプも豊富にラインアップしています。
そのため、どのような肌質の人でも比較的使いやすいクレンジングとされています。
もちろん、メイクの濃さで差はありますが、多くの人がトラブルを感じることなく使用でき、特に乾燥肌や敏感肌の人に優しいとされています。
一方、種類によっては精油や植物エキスといった自然由来の成分が配合されている場合もあります。敏感肌の人にとっては、刺激につながることもあるので、購入する時は、自分の肌質に合わせて原料をしっかりチェックするようにしてください。
【参考】ASHITA BIHADA|クレンジングのミルクタイプとクリームタイプの違いとは?
※データは2023年10月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
<使用上のご注意>
●肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください。
●傷やはれもの、しっしんなど、異常のある部位にはお使いにならないでください。
●肌に合わない次のような場合には、使用を中止してください。そのまま使用を続けますと、症状を悪化させることがありますので、皮膚科専門医などに相談されることをおすすめします。
*使用中、赤味、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみなどの異常があらわれた場合
*使用した肌に、直接日光があたって上記のような異常があらわれた場合
文/山田ナナ