ライカカメラ社は、デジタルレンジファインダーカメラ「ライカM11-P」を発売した。価格は1,474,000円。カラーはブラックペイントとシルバークロームの2色を用意する。
webサイトなどで画像の真正性をいつでも確認できる!
「ライカM11-P」は、「コンテンツクレデンシャル機能」を搭載した世界初のカメラ。同機能は、Adobeが率いる「コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)」の規格に基づいて暗号化したメタデータを付与する機能で、これにより、画像データの生成と編集の透明性をさらに高め、画像データの来歴情報の認識が可能となる。
コンテンツクレデンシャル機能を有効にすると、写真が撮影された時点でカメラの機種などの情報に加え、誰が、いつ、どのように撮影したかなどのコンテンツ固有の情報(クレデンシャル)が暗号署名とともに記録。撮影された画像にはそれぞれデジタル署名が添付されるため、webサイト「Verify」または「Leica FOTOSアプリ」で、画像の真正性を確認することができるというわけだ。
そのほかの仕様は、その名のとおり、「ライカM11」をベースにしており、撮影素子には約6,030万画素の裏面照射型CMOSセンサー、画像処理エンジンには「Leica Maestro III」を採用。なお、コンテンツクレデンシャル機能の搭載のほか、内蔵メモリーを256GBに増量し、傷のつきにくいサファイアガラスの液晶モニターを採用、さらに、トップカバーのライカの赤いロゴマークを省き、代わりに上面に筆記体の「Leica」を刻印した点が「ライカM11」からの変更点となる。
製品情報
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m11-p-black
構成/立原尚子