YouTubeは、YouTubeでのニュース視聴をさらに向上させるための2つの取り組みを始めと、日本版YouTube公式ブログにて公表した。
ニュースを深掘りできる新機能が登場
まずひとつ目が、YouTube上でニュースを深掘りできる新機能「ニュース動画再生ページ」の導入。「ニュース動画再生ページ」では、信頼できる複数の提供元からの長尺動画、ライブ配信、ポッドキャスト、ショート動画などのコンテンツがひとつの動画再生ページに集められ、視聴者はあらゆる提供元や視点を深く掘り下げて調べることができる。
トップページまたは検索結果で新聞アイコンのある動画をクリックすることで、特定のニューストピックの動画再生ページを開くことができるとのこと。なお、この機能は、日本を含む約40カ国のモバイルユーザー向けに順次展開され、デスクトップやTV画面でも今後視聴できるようになる予定だという。
ふたつ目は、資金と YouTube 担当者によるサポートを通じて、報道機関によるYouTubeショート活用を強化する「YouTube Shorts Innovation Program for News」を開始したこと。
まずは、10カ国の20以上の組織と協力し、総額160万米ドルを提供。今後1年間にわたり、YouTubeの担当者が、米国のUnivision、フランスのAFP通信、シンガポールのMediacorpなどの報道機関と協力して、YouTubeショートコンテンツ戦略と動画制作に取り組むという。
同プログラムについてYouTubeでは「ショート動画を上手く活用する報道機関が、より広範囲にニュースを届けられていることを実際に目の当たりにしてきました。同プログラムを通して、ショート動画のニュース配信に関心がありながら、そのためのリソースがなかった革新的な報道機関を支援したいと考えています。プログラムに参加する報道機関の皆さんと今後共に協力し、革新的なニュースのエコシステムを支援していくなかで、ショート動画の機会と課題についてフィードバックを得られることを楽しみにしています」としている。
関連情報
https://youtube-jp.googleblog.com/2023/10/investing-in-a-multi-format-news-watching-experience.html
構成/立原尚子