外貨の両替。これをどこで行うか、という問題は今でもある。
筆者自身、隙あらば海外へ渡航してしまう人間だからそのあたりは骨の髄まで心得ている。余った外貨をどう使おうか。それが紙幣ならまだ両替が利くかもしれないが、硬貨ではなかなか難しい。
そんな悩みを解消する『Pocket Change』というものがある。
余った紙幣を電子マネーの残高に
東南アジア、特にカンボジアやラオスやベトナムを旅すると「1米ドル紙幣を使う場面が多い」ということに気づかされる。
日本には100円札や500円札はもう存在しないが、世界にはそのくらいの額を扱う小額紙幣が存在する。旅行帰りにそんな小額紙幣が大量に余ってしまった……ということは珍しくないのだ。そのあたりの事情は、日本を訪れる外国人観光客にとっても大差ない。
日本では使えない外国紙幣を手軽に両替できたら、確かに便利だ。
というわけで、『Pocket Change』を使ってみよう。これはもはや「店舗」ではなく、「自動販売機」と言ったほうが近い。手元にある外貨を電子マネーの残高にしてくれるのだ。
韓国へ旅行した帰り、中途半端な額のウォンが余ってしまった。それを『Pocket Change』に入れてSuica等の交通系ICカードにチャージする……という使い方もできる。
「現金から現金へ」ではなく、あくまでも出口は電子マネー。しかし、筆者自身今日び現金で物を買う場面など殆どない。現金を経由するよりも、最初から電子マネーの残高として出してくれたほうが便利だ。