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NISAの年間投資枠とは?注意すべき「新NISA」での変更点 

2023.11.04PR

NISAでは、一年間で投資可能な上限額が存在する。この上限額は「年間投資枠」と呼ばれており、NISAを利用するうえでは必ず覚えておきたい言葉の一つだ。

そこで本記事では、年間投資枠の概要や各NISAでの上限額などを紹介する。これからNISAを始める方は、2024年から開始される新NISAでの変更点も必ずチェックしておこう。

NISAの年間投資枠とは 

NISAは、金融商品によって発生する利益が一定の金額まで非課税になる制度だ。NISAでは生涯で非課税となる累計金額を定めた「非課税投資枠」と、年間で非課税となる上限金額を定めた「年間投資枠」が存在する。

金融商品の長期的な運用を前提としたNISAでは、年間投資枠を超えて金融商品を購入したい場合は翌年以降に購入することになる。そのため、計画的な購入が必要だ。 なお、各投資枠の上限額は利用するNISAの種類によって金額が異なるため、事前にチェックしておこう。20241月からは現行のNISA制度が一新されて新NISAとして生まれ変わるため、変更後の投資枠についても確認が必要だ。 

現行NISAにおける年間投資枠 

まずは、現行NISAでの年間投資枠を確認しよう。未成年向けのジュニアNISAを除くと、現行NISAで利用できるのは「一般NISA」「つみたてNISA」2種類だ。 

一般NISA 

一般NISAの年間投資枠は120万円、生涯非課税投資枠上限は600万円だ。満額で運用した場合には5年で生涯非課税投資枠を使い切れる計算になり、非課税期間も5年間となっている。 

つみたてNISA 

つみたてNISAの年間投資枠は40万円、生涯非課税投資枠上限は800万円だ。満額で運用した場合には20年で生涯非課税投資枠を使い切れる計算になり、非課税期間も20年間となっている。 

現行NISAではどちらか一方の制度を選択 

現行NISAでは一般NISAかつみたてNISAのいずれかを選択して利用するが、両者には年間投資枠や非課税期間などに相違点が存在する(未成年を対象としたジュニアNISAを除く)。 

一般NISAは年間投資枠が多いものの、累計非課税投資枠は少ない。つみたてNISAは年間投資枠は限られているものの、累計非課税投資枠は一般NISAよりも多いという違いがある。また、対象となる商品にも違いがあり、つみたてNISAでは長期投資に適した投資信託が中心。自身の投資の方針に適したNISAを選択するのがよいだろう。 

NISAにおける年間投資枠の変更点 

20241月、現行NISAは大幅に制度が改正されて新NISAに生まれ変わる予定だ。ここからは、新NISAへの移行に際しての年間投資枠の変更点を見ていこう。 

NISAにおける年間投資枠の変更点 

NISAにおける年間投資枠に関する主な変更点は以下の通り。 

・年間投資枠が増える 

・非課税保有期間が無期限化される 

2つの投資枠(成長投資枠つみたて投資枠)を併用可能 

NISAにおける生涯非課税投資枠は、両投資枠を合算して1,800万円。ただし、成長投資枠1,200万円までという制限がある点は覚えておこう。年間投資枠はつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円となっており、2つの投資枠を併用すると年間最大360万円の投資枠を利用可能だ。 

成長投資枠 

成長投資枠は、現行NISAにおける一般NISAの役割を果たす投資枠。年間投資枠は240万円で、非課税保有限度額は1,200万円だ。年間投資枠を満額で利用した場合は5年間で枠を使い切れる計算になるが、その分つみたて投資枠の非課税保有限度額が減る点に注意しよう。 

つみたて投資枠 

つみたて投資枠は現行NISAにおけるつみたてNISAの役割を果たす投資枠。年間投資枠は120万円で、1,800万円が非課税保有限度額となっている。この1,800万円は成長投資枠と合算したものなので注意しよう。 

例:成長投資枠500万円の投資枠を使っている場合、つみたて投資枠の非課税保有限度額は1,300万円となる 

年間投資枠に関するよくある疑問点 

ここからは、年間投資枠に関するよくある疑問を紹介する。現行NISA、新NISAともに発生する疑問点なので、ぜひチェックしてほしい。 

年間投資枠は再利用できる? 

現行NISAでは、商品の売却を行った場合でも年間投資枠を再利用できない。一方、新NISAで商品を売却した場合は、翌年以降に売却した分の投資枠が再利用可能となる。売却した年の年間投資枠は再利用できないが、生涯非課税投資枠は再利用が可能だ。 

例:2024年につみたて投資枠(年間120万円)で100万円の年間投資枠を利用している場合 

取得価額40万円分の金融商品を売却しても、2024年に利用できる非課税投資枠は20万円分。売却した40万円分は2025年に再利用可能となり、1800万円(累計非課税投資枠)-60万円(2024年の売却分を差し引いた年間投資枠)=1740万円が生涯非課税投資枠となる。 

未使用の年間投資枠は翌年以降に繰り越しできる? 

現行NISA、新NISAともに未使用の年間投資枠の翌年への繰り越しはできない。 

例:2024年につみたて投資枠20万円しか利用していない場合でも、2025年のつみたて投資枠220万円になることはない。 

 

※データは2023年10月下旬時点のもの。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

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