小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

NISAの「スイッチング」って何?わかりにくいメリットと気をつけたいデメリット

2023.10.31PR

「スイッチング」という言葉をご存じだろうか。スイッチングとは、投資信託等の金融商品を売却し、商品を乗り換えることを指す言葉だ。メリットがわかりづらく、使い方によってはデメリットも生じてしまうため、特徴を把握してから判断することが求められる。

そこで本記事では、スイッチングの概要やNISAにおける利用について紹介する。特徴をしっかり把握したうえで、スイッチングの利用を検討してほしい。 

スイッチングとは 

スイッチングとは現在保有している金融商品を売却し、他の商品に買い替えることを指す言葉。投資の目的や傾向に応じて金融商品の切り替えができる点がスイッチングのメリットと言える。

スイッチングは無料で利用できる場合が多いが、手数料が発生するケースもあるため事前に取り決めを確認しておきたい。保有している金融商品で不利益が生じると予想した際に利用されるケースが多いスイッチングだが、現状のNISAにおいてはあまり使い勝手が良いとはいえない制度となっている。 

NISAにおけるスイッチングのデメリット 

なぜNISAにおけるスイッチングの使い勝手が良くないのだろうか。ここからは、NISAでスイッチングを利用する際のデメリットを解説していく。 

非課税投資枠を消費してしまう

NISAでスイッチングを行う場合、非課税投資枠を余分に消費してしまう点は明確なデメリットだ。複数年かけて投資を行うNISAでは、年ごとに課税なしで投資ができる非課税投資枠が設けられている。つみたてNISAでは年間40万円、一般NISAでは年間120万円が非課税投資枠の上限だ。 

スイッチングを利用する場合も、新規で金融商品を購入する場合と同様に非課税投資枠を消費することになる。一方、商品の売却・購入を行わず、今後積み立てていく銘柄を変更するだけであれば非課税投資枠を余分に消費することはない。 

元本割れの可能性が高まる 

元本割れの可能性が高まる点もNISAでスイッチングを行うデメリットの一つ。NISAを利用するメリットとして、同じ金融商品を長期的に運用することで、安定した利益を見込めるというものがある。これはドルコスト平均法と呼ばれる投資手法や複利を利用したものであり、同じ金融商品を継続して購入することを前提とした運用方法となっている。 そのため、スイッチングを行って銘柄の変更を行うとNISAの恩恵を受けづらくなり、元本割れの可能性も高まる。 

NISA枠でスイッチングができない会社もある

金融商品を購入する会社によっては、そもそもNISA枠を利用したスイッチングができない会社も存在する。ここまで解説してきた通り、NISAにおけるスイッチングはおすすめできるものではないが、もしスイッチングを視野にいれている場合には事前にスイッチングの可否を確認しておこう。細かな規定は会社によって異なり、すべてスイッチング可能、一般NISA・つみたてNISAともに不可、一般NISAのみスイッチング可能といった会社も存在する。 

NISAでのスイッチングは可能? 

NISA20241月からNISAとして生まれ変わり、制度の大幅な改正が行われる。非課税保有期間の無期限化や年間投資枠の増加など、現行NISAを改善した内容となっており、これまでNISAを利用していた方は自動でNISA口座が開設される。 

NISAにおいては、制度としてのスイッチングは盛り込まれていない。ただし、NISAでは金融商品を売却した場合、翌年から非課税投資枠を再利用することが可能になる。スイッチングとは異なり商品の即時変更はできないものの、商品の変更を行う際には疑似的なスイッチングとして利用できるだろう。 

iDeCoにおけるスイッチングの活用方法 

NISAでは使い勝手のよくないスイッチングだが、iDeCoではその強みを発揮しやすい。ここからは、iDeCoにおけるスイッチングの活用方法を見ていこう。 

投資の方針変更に対応できる 

iDeCo利用中に投資の方針を変えたいときなどは、スイッチングが有効な手段となる。iDeCoは、原則60歳になるまで資産の引き出しや売却を行うことができない。投資に慣れてきて積極的な運用をしたくなったという場合には、スイッチングで商品の切り替えを行うのがよいだろう。 

利益確定ができる 

iDeCoにおけるスイッチングは、利益確定ができる点もメリット。先述の通り、iDeCoは原則60歳になるまで解約ができないため、価格変動がある金融商品は暴落や元本割れといったリスクがある。スイッチングを行えばその時点での資産価値で利益を確定できるため、資産を引き出せる時期が近くなった場合には、スイッチングによる利益確定を検討してみよう。 

 

※データは2023年10月下旬時点のもの。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

※製品およびサービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/編集部

無理なく資産5000万円を貯める方法とは?DIME最新号は「新NISA」の大特集!

 いよいよ、2024年1月から新しいNISAがスタートします。新しいNISAは、利用しないともったいないと言われる、資産運用をサポートする魅力的な制度。新NISAでは、年間の投資枠が大幅に増え、投資商品の非課税期間が無期限となります。

 また、非課税保有期間や口座開設期間の制限が緩和され、より柔軟な運用が期待できます。とはいえ、投資初心者にとっては、不安も多いはず。そこでDIME編集部では、10月14日(※関西・東海地区の一部書店は10月13日)に発売されるDIME12月号にて、新NISAが気になっている方、本気で資産運用を始めたい方のために、無理なく資産を運用できる方法を、第一線で活躍している投資のスペシャリストたちに解説していただきました。また、特集では資産80億円を稼いでいる注目の投資家・テスタさんも登場。初心者のための「投資の鉄則5か条」を指南しています。

DIME12月号 価格790円(税込) 

購入する

電子版を購入する

定期購入する

試し読み

 新NISAを始めたい、新NISAのことをもっと知りたい、何をどうしたらいいのかよくわからないという人が多いのも事実。そんな方はぜひ、DIME12月号を参考にして始めてみてはいかがでしょうか。

◆動画を見る

特集 1 「新NISAで5000万円貯める!」

新NISA×iDeCoでトリプル長期運用術、プロが太鼓判を押す9つの投資信託、個別株、新興国株、外貨、債券先物、完全攻略!80億円投資家テスタさんに聞く「投資の鉄則5か条」、〝お金の増やし方〟はこう変わる!

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。