累進課税制度の日本で暮らす以上、稼げば稼いだ分だけ支払う税金は多くなる。そのため、高所得者ほど、税負担を軽減するためにさまざまな節税や投資を行っているとされるが、実際のところ、どうなのだろうか?
FAMOREはこのほど、年収1000万以上の1,005名を対象に「高所得者の投資状況と金融意識」に関する調査を行い、その結果を発表した。
年収1000万以上で投資を行っているのはおよそ8割!人気の投資は「株式投資」
「現在行っている投資の種類を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「株式投資(62.9%)」と回答した人が最も多く、以下「投資信託(47.4%)」「外貨預金(17.4%)」「不動産投資(16.8%)」「金・プラチナ(12.9%)」と続いた。
年収1000万円以上の人の多くがさまざまな投資を行っていることが明らかになった。中でも人気の投資は株式投資のようだ。
株式投資を選択した理由について自由回答形式で尋ねたところ、「手軽にできる(50代/男性/東京都)」「株式投資に関しては知識があるから(50代/男性/埼玉県)」「自社株投資(50代/男性/福岡県)」「持ち株会があり、補助金があるため(50代/男性/千葉県)」といったコメントが寄せられた。
一方、約2割の人の投資を行わない理由はどのようなものだったのだろうか。
「現在投資を行っていない理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「知識がないから・どうしたらいいかわからないから(44.3%)」と回答した人が最も多く、以下「投資でお金が減るのが怖いから(40.5%)」「本当に増えるのか不安だから(28.1%)」「相談できる相手がいないから(10.0%)」と続いた。
主に知識不足や投資へのリスクを感じていることが理由で投資を行わない人がいるようだ。