お遍路八十八カ所巡りで知られる四国地方。鳴門海峡の渦潮で有名な徳島県、“うどん県”の香川県、伊予の国・愛媛県、坂本龍馬生誕の地として有名な高知県と、特色ある4県からなる同エリアにおいて、居住者からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とは、いったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<四国版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<四国版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、四国(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)に居住する20歳以上の男女、合計21,047名を対象に集計したものだ。
街の住みここちランキング、1位は2年連続で愛媛県松山市
街の住みここちランキングでは、愛媛県松山市が、2年連続で1位に輝いた。路面電車や商店街がありつつも、現在も複合商業施設などの再開発が進んでいる自治体だ。
2位は高松市。県中央に位置する県庁所在地であり、県庁をはじめとする行政機関や民間企業が多く集まっている自治体で、昨年4位から順位を上げている。
3位は2年連続で香川県綾歌郡宇多津町で、県内最小面積の町ながら、観光・商業施設や中・高層マンションなどの建設が進み、街並みが整備されている町だ。
TOP5全体を見ると、松山市に隣接する伊予郡砥部町、高松市に隣接する綾歌郡綾川町、丸亀市に隣接する綾歌郡宇多津町など、都市部周辺の郡部の「町」が上位に並んでいる。
住みたい街ランキング、1位は4年連続で愛媛県松山市
住みたい街ランキングでは、愛媛県松山市が、4年連続で1位となった。2位~4位は、東京23区、香川県高松市、大阪府大阪市が2年連続で選ばれている。また、同率4位には、兵庫県神戸市が新たにランクインしている。
さらに、「住みたい街が特にない」が54.5%、「今住んでいる街に住み続けたい」が20.8%で合計75.3%となり、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する人が多い結果となっている。
このほか、街の住みここちランキングTOP20および因子別順位は、以下の結果となった。
構成/こじへい