クラフトマンシップに基づく成型技術を開発することで製品化を実現
ガーミンジャパンは、プレミアムGPSウォッチ「MARQ(マーク)」の新モデルとして、融合化炭素繊維素材のフューズド・カーボンファイバーをベゼルとケースに使用した「MARQ CARBON EDITION」全3モデルを10月26日に発売する。
「MARQ」コレクションは、航空、海洋、アウトドア、フィットネスなどの分野でプロフェッショナルをサポートしてきたGarminの高精密なGPS測位性能と、30余年にわたる経験で培った数々の技術を結集し、隅々にまでGarminのDNAを宿したプレミアムウォッチコレクションとして2019年に誕生。自らの限界に挑み続ける各界のプロフェッショナルに向けて、その記録を“マークする”ことから名付けられた。
5つのフィールド(航空、海洋、アウトドア、スポーツ、ゴルフ)に対応するモデルを展開しており、高級腕時計の外観に、最高水準の計測器と解析システムを搭載するほか、それぞれの専門分野における高い性能と耐久性を発揮するために、各分野に特化した機能と厳選された素材を採用している。
今回登場する「MARQ CARBON EDITION」は、フューズド・カーボンファイバー(融合化炭素繊維)素材をベゼルおよびケースに採用したモデル。電波遮断特性によりGPSウォッチでは使用が難しいとされる炭素繊維素材を、8年にわたる研究に取り組み、独自の複合構造化と素材の組み合わせ、クラフトマンシップに基づく成型技術を開発することで、製品化を実現した。
しかも、炭素繊維を使用することで軽量化と耐久性の向上にも成功。手作業により100層以上積み重ね、曲面の層板を形成・磨き上げたベゼルは、1点1点異なる美しい螺旋状の模様が浮き出すので、自分だけのデザインが楽しめるのも、コレクター心をくすぐるポイントだ。
そんな、「MARQ CARBON EDITION」では、トップアスリートのための「MARQ Athlete (Gen 2) Carbon Edition」、最先端のゴルフ機能を盛り込んだ「MARQ Golfer (Gen 2) Carbon Edition」、タクティカル機能と航空機能を盛り込んだ「MARQ Commander (Gen 2) Carbon Edition」の全3モデルで展開。モデルごとに特徴あるデザインと高性能の専門機能を搭載し、バンドも想定される使用環境に合わせた素材を厳選し、耐久性と最高の着け心地を実現している。
また、全モデルともに、レンズには見やすく衝撃にも強いドーム型サファイアレンズ、ディスプレイには鮮やかで見やすく美しいAMOLED(有機EL)を採用。ボタン操作に加えタッチスクリーンディスプレイも搭載し、切り替えや同時操作も可能にすることで、環境や状況に応じた操作性の選択肢が広がる。
もちろん、機能面も優秀で、Garminの誇るナビゲーション機能では、SatIQ(衛星自動選択モード)とGNSSマルチバンドテクノロジー対応により、あらゆる環境下でも最高の測位精度を確保しながら、デバイスのバッテリー寿命を最適化。プリロードされたマップ機能とともに、高精度なナビゲーションを提供する。
バッテリー稼働時間は、スマートウォッチモードでは約16日間、GPSモードでは約42時間と長時間駆動を実現。「マグネティック・チャージング」に対応しており、フル充電まで1~1.5時間と、Gen 1のコネクターの約2倍の高速充電が可能。マグネット誘導なので、接続しやすいうえ、損傷しにくいチャージピンを採用しているので、過酷な環境でのハードな使用にも耐えうる仕様となっている。
ヘルスモニタリング機能は、心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーなどベーシック機能に加え、体のエネルギー状態を数値化する独自の指標Body Battery、ストレスレベル、睡眠の質を測る睡眠スコアなどを搭載。海外渡航時に目的地に応じた体内時計を算出し、時差ぼけの影響を最小限に抑えるガイダンスを表示する「時差ぼけアドバイザー」も利用できる。
スポーツアクティビティは、ランニング、サイクリング、水泳、スキー、ゴルフをはじめ、HIIT(高強度インターバルトレーニング)やスキー・スノーボード、マリンスポーツなどの各種スポーツを100種類以上内蔵。ゴルフコースやスキーコースのマップもプリロードされている。
スマート機能としては、電子決済機能や各種通知機能に加え、複数のストリーミングサービスに対応し、最大2,000曲を保存、再生できる音楽機能も搭載する。