長毛種の猫はとても細くてやわらかいので、犬以上に毛玉ができやすいと言われています。そんな時はバリカンを使って常に清潔な体にしてあげると良いでしょう。長毛種だけではなく、短毛種の猫も、足裏やお尻周りはバリカンを使って手入れするのがおすすめ。
では日々の手入れに便利なバリカンは、どのようにして使うのでしょうか。ペット用品通販「ペピイ」の記事を参考にご紹介します。
目次
猫用にバリカンを使う前、確認しておきたいこと
バリカンを使う前には刃ミリの設定を行いましょう。また、1人で行うのは危険です。なるべく避けるようにしてください。
猫用バリカンの刃ミリを設定する
まずは、バリカンの葉の長さを調整します。毛玉の処理やもつれた被毛の除去に使う時は1~2㎜、夏場のサマーカットなら、少し長く6~9㎜に設定するのが目安です。
1人で作業しないようにする
飼い主1人で行うと、猫を支える手に力が入ったり、慣れていなければ猫の肌を傷つけることもあります。なので、安全性を考えて、1人ではなく2人以上でカットするようにしましょう。
猫用バリカンの使い方
それではバリカンのカット方法を説明します。部位によって使い方が異なりますので、しっかりご確認ください。
猫用バリカンの使い方①おしり周り
おしり周りは、毛の流れに逆らわないように、少し皮膚を片手で引きつつバリカンを動かします。肛門を中心に、放射線状に毛の流れを見ながらゆっくり動かします。
猫用バリカンの使い方②肉球
肉球は、はみ出ている毛を刈り落とせば基本的に大丈夫とされています。肉球の間の毛を刈ろうとしてしまうと、ケガをする可能性もあるので注意して行いましょう。
猫用バリカンの使い方③お腹
立ち上がった状態で刈らせてくれないことが多いので、横向きに寝かせて行います。寝かせたあと、皮膚を伸ばしながら脚を少し上げて刈ります。
猫用バリカンを使う時の注意点
バリカンを使って体の手入れをする時にはいくつか注意点があります。バリカンの正しい使い方と共に、注意点も一緒に覚えておきましょう。
毛を短くカットしすぎないようにする
猫の肌はとてもデリケート。なので、短くカットし過ぎてしまうと、皮膚トラブルの原因になり、体温調整が難しくなることも。また、長毛種なら短毛種ぐらいの長さにするのが理想的。極端に短くならないよう注意しましょう。
猫がバリカンを怖がるなら無理強いしない
猫が嫌がっているのにカットしてしまうと、ケガの引き金になります。さらに、「バリカンは怖いもの」というイメージを与えることも。
なので、なるべく猫がリラックスしている状態で、無理なくカットしましょう。
敏感な部分は触らないようにする
顔周りやしっぽは敏感な部位。カットで触らないようにしましょう。もし気になったら、動物病院やトリミングサロンに相談するのがおすすめです。
【参考】PEPPY【トリマー監修】猫用バリカンの選び方・注意点など徹底解説
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※データは2023年9月下旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ